米トップブロガー・Amee Cantagalloさんは10年間ブログを続けてきて、インフルエンサーはどのように選ばれているのか疑問に思っていたと語った。
今回は、彼女のプロブロガー仲間とブロガーを雇用・管理しているスポンサー両サイドから話を聞いてまとめたという、「最高のパートナーシップを築けるインフルエンサーを選ぶ10の心得」を紹介する。
最高のパートナーシップを築けるインフルエンサーを選ぶ10の心得
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- 長期視点になる
企業は長い目で見たときに設定する目標は何かを考える必要があるということ。目標が明確にはれば、適切な人材を見極めやすくなる。
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- 適材かチェック
ブロガーの自己紹介ページを覗くこと。自己紹介ページには何と書いているか?ページを見て彼らのことを気に入ったか?企業に適した人材かを見極めよう。
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- コンテンツ制作スキルをチェック
インフルエンサー候補のサイト内容を確認すること。文法に間違いはないか?サイトは更新されているか?コンテンツの内容は筋が通っているか?コンテンツの種類は豊富か?このサイトに訪れたら、長く見ていたいか?
「ここ数年で訪れたブログの中にはすぐにブラウザを閉じてしまうようなブログがたくさんあった」とAmeeさん。企業の見込み客にも同じような印象を与えるということだ。
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- 念のため検索する
候補者をインターネットで検索すること。
今やインターネットを通して、個人のことを多く知ることができる。
その候補者がインフルエンサーとして活躍しているならなおさらだ。
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- ピンタレストをチェックする
ピンタレストでの行動を観察すること。
彼らが投稿しているコンテンツは、企業の求めるものに適しているか?
例えば、インフルエンサーを探している企業がソーダ会社だとする。
候補者が「ソーダが好ましくない理由」という投稿をお気に入り登録していたら、そのインフルエンサーをパートナーに選ぶべきではないだろう。
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- 推薦
過去に一緒に働いたインフルエンサーに推薦できる人がいないか尋ねること。
「私も多くの友人を持っているけど、ビジネスで紹介できる人は一握り」とAmeeさんは話す。
信頼できる人に、誰をどう思うか聞くことはまったく問題ない。
むしろ候補者探しに時間とお金を投資する前に、インフルエンサーを審査することはおすすめである。
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- 返信速度をチェック
インフルエンサーの候補者と連絡をとって、返信にどれくらい時間を要するか確認すること。
返信は礼儀正しく、タイミングが良いか?
プロジェクトに興味を持っているか?
マーケターの時間と企業を尊重しているかを確認するのだ。
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- 類似案件を確認
インフルエンサーが参加しているキャンペーンで、企業が計画しているキャンペーンと似たものを探すこと。
キャンペーンのハッシュタグを探してどのような仕事をしているか、作成しているコンテンツが商業的な内容か、心がこもっている内容か確認できる。
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- ソーシャルメディアを確認
候補者のサイトを訪れてソーシャルメディアへのリンクを探すこと。
ソーシャルメディアを覗いて、彼らがどういった活動をしているかチェックする。
何をシェアしているかで、その人がどういう人かだいたい分かるものである。
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- インタビューする
最も重要なことである。仕事に期待するものをはっきりさせることだ。
仕事につながる可能性のある関係を常にインタビューしているかのように接してみよう。
踏み入った質問をして、企業にインフルエンサーとして迎える人材に適しているか見極める。
インフルエンサーの持つフォロワー数がいつも結果に直結するとは限らない。
ブロガーはコンテンツをバズらせて数万人ものファンがその投稿に興味を示すが、その内容が企業の求めているものにぴったりと合っているかは別の話。
企業にふさわしいインフルエンサーは誰かということは、数では決まらない。
今回紹介したヒントに従ってインフルエンサーを探してみて頂きたい。
参考:tapinfluence:10 Things Brands Should Do Before Selecting an Influencer https://www.tapinfluence.com/blog-10-things-brands-selecting-influencer/