ベビー用品ブランドのインフルエンサーマーケティング4選

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どんな親でも、子供の安全には気を配りたいものです。特に乳幼児の身体に直接触れるベビー用ボディミルクなどのケア製品や、ベビー用スナック菓子などは購入前にひときわ注意が必要です。そのため、実際に使用した声や試供品が求められるベビー用品業界では、インフルエンサーマーケティングが多く利用されています。

今回はそういったベビー用品を販売するブランドのインフルエンサーマーケティング事例を4つ紹介します。


目次

  1. SmarTrike社のインフルエンサーマーケティング
  2. Gerber Lil’Beanies社のインフルエンサーマーケティング
  3. Mustela社によるママブロガー戦略
  4. Belo Baby社のママインフルエンサーマーケティング
  5. まとめ

  6. SmarTrike社のインフルエンサーマーケティング

    SmarTrike社は、乳幼児~幼稚園児用の乗り物を製造する会社です。彼らは、インフルエンサーの助けを借りて、三輪車の販売を促進したいと考えており、「8〜18ヶ月の子供を持つ25〜40歳の若い母親にアプローチする」ことを目標に設定しました。

    SmarTrike社は、多数のテレビ番組でMCを務めるGiuliana Rancicさんを含む、3人のママインフルエンサーとタイアップすることに決めました。Giulianaさんの子供は8~18ヶ月の年齢ではありませんでしたが、彼女は若い親から強力な支持を得ているインフルエンサーであるため、ブランドのエンゲージメントを十分に高めてくれました。 キャンペーンのコンテンツの一例として、Giulianaさんは自身のInstagramに、「友人の息子ための贈り物」としてSmarTrikeの写真を投稿しました。

    結果
    Giulianaさんの投稿だけで、
    ・2万人のいいね
    ・数百件のコメント

    全体的に見ると3人のインフルエンサーが作成したコンテンツは、
    ・76,000以上のいいね
    ・486件のコメント
    ・381件のシェア
    を生み出しました。

    このキャンペーンを通じて、SmarTrike社はさまざまなソーシャルメディアチャネルを通じて1,200万人以上の人々にアプローチすることができました。同社は、ターゲットオーディエンスとの関わりが非常に高い3人のインフルエンサーを慎重に選び抜いたため、キャンペーンを成功させることができました。


    Gerber Lil’Beanies社のインフルエンサーマーケティング

    Gerber Lil’ Beanies社は、乳幼児向けのお菓子ブランドです。同社のインフルエンサーマーケティングキャンペーン目標は、新製品の認知度を高め、主要ターゲット市場で販売を促進することでした。同社は、大手スーパーの「Walmart」や「Kroger」「Publix」「Target」などの顧客にアプローチしたいと考えていました。

    インフルエンサーマーケティング事業者「Linqia」と「Catapult」の助けを借りて、Gerber Lil’ Beanies社はインフルエンサーマーケティングキャンペーンを開始しました。このキャンペーンでインフルエンサーたちは、幼児のための栄養が含まれていて味も美味しいGerber Lil’ Beaniesのスナック菓子に関するコンテンツを作成しました。

    このキャンペーンでGerber Lil’ Beanies社は、トラベルインフルエンサーからフードブロガー、育児ブロガーに至るまで、様々なニッチに特化した324人のインフルエンサーと協力しました。これらのインフルエンサーの共通点は、「2歳未満の子供がいる」ということでした。

    インフルエンサーパートナー達はそれぞれオリジナルのブログとソーシャルメディアの投稿を作成し、Lil ‘Beanies製品を楽しんでいる子供たちの様子を魅力的に紹介しています。また、Lil ‘Beaniesの公式ページを訪問するとデジタルクーポンがダウンロードできると追加して、オーディエンスの関心を集めました。

    彼らが作成した合計9,400個のコンテンツは、
    ・920万回のインプレッション
    ・約260,000回のクリック、いいね、コメント
    ・多くのソーシャルシェア、リツイート
    という結果をもたらしました。このため、Gerber Lil ‘Beanies製品の全国売上高は約5%増加しました。


    Mustela社によるママブロガー戦略

    母親や乳幼児を対象としたハイエンドスキンケアブランドである「Mustela社」は、ニッチな市場で戦っている企業のうちのひとつです。ベビースキンケアのような非常に競争の激しい業界では、マーケティングを展開するのにどのような注意を払うべきでしょうか。

    「ママブロガー」は数多く存在しますが、Mustela社はランダムにママブロガーを選んだわけではありませんでした。同社のマーケティングチームはキャンペーンのために幅広く調査を行い、プレミアムブランドである「Mustela」に合ったブロガーだけをインフルエンサーパートナーに選びました。

    同社が協力を要請したのはトップママブロガー達で、一般的なソーシャルメディアだけでなく、テレビ番組や雑誌のインタビューでゲストを務める影響力のある人々でした。

    このことは同社の認知度向上を促進し、Mustela社のような新参入ブランドが「母親と赤ちゃんのためのグッズ」といった競争力のある市場で戦っていくのに大いに役立っています。

    ではMustela社は、他の多くのブランドから依頼を受けている注目のブロガーたちに、どのようにして協力してもらえたのでしょうか?「継続的なアプローチと自社製品の品質によって契約を勝ち取りました」と同社は回答しています。赤ちゃんを持つ母親が「製品をまず試してみたい」と思うのは自然なことであると考えたMustela社は、自社製品の交換を受け入れることによってトップママブロガー達の注目を集めました。

    今回のMustela社のスキンケアに関するインフルエンサーマーケティングキャンペーンが成功したのは、契約したインフルエンサーが自社製品を非常に気に入ってくれたことが大きな一因だったと言えます。Mustela社はこのキャンペーンを開始してたった1ヶ月で 、1万人のインスタグラムフォロワーを獲得しました。


    Belo Baby社のママインフルエンサーマーケティング

    ベビーケア製品ブランドのBelo Baby社は、インフルエンサーマーケティング事業者「Huddle Room Media Inc.」と協力して、2016年4月にインフルエンサーマーケティングキャンペーンを開始しました。「ママインフルエンサー」と協力することで、Belo Baby社は自社製品を「赤ちゃんを持つ母親にとって不可欠な存在」と認知させることに成功し、その結果、売上高が増加しました。

    フィリピンの市場では、子ども向けバス製品やボディケア製品ブランドによる競争が激しくなっています。Belo Baby社は、ミレニアル世代の母親が頻繁に訪れていたオンラインページを調査することで、信頼を勝ち取る方法を学ぼうと試行錯誤していました。

    Belo Baby社の製品は、有害化学物質を含まない認定された天然成分で作られているため、「細心の注意を払っている母親と、繊細な乳幼児の肌のために作っている」ことを売りにしています。今回のキャンペーンで、25~35歳のミレニアル世代の母親は他の母親とオンライン上でつながって、子供の肌をケアする最善の方法を共有することができました。

    Belo Baby社と「Huddle Room Media Inc.」はどのインフルエンサーとどのようにタイアップするか決めるために、ミレニアル世代の母親とそれ以前の母親という、異なるタイプの母親たちを分析しました。ミレニアル世代の母親は多くのデジタル製品を扱うことに積極的であるため、ネット上の育児サイトから新しいものを学んでいます。このキャンペーンでは、ミレニアル世代の母親をターゲットに決定し、デジタル技術を子育てツールとしているという点を利用しました。

    Belo Baby社が行った戦略は主に以下の3つです。
    ・フォロワー獲得率が非常に高い3人のママブロガーとタイアップ
    ・2ヶ月半の期間に40人以上の子育てブロガーとのコラボレーション
    ・親を対象とした高評価のオンライン出版物との提携

    すべてのBelo Baby社のインフルエンサーパートナーは、独自のレビューを作成する前に必ず製品を体験し、テストしなければなりませんでした。このことはブログやソーシャルメディアでも告知され、多くの注目を集めました。パートナーたちは定期的にブログやソーシャルメディアの投稿を更新していますが、製品のレビューだけでなく、Belo Baby製品が日々の生活の一部となった経緯も書き記しています。

    このキャンペーンは、
    ・Instagram単独では、216,000のリーチ
    ・全体のパートナーブログでは43,170のリーチ
    ・広告は、他社のベンチマーク対象広告よりも25%高く表示
    ・広告表示回数は180万回以上
    ・1,828,200以上のパートナーブログPV数
    ・266%の売り上げ増加
    という成果を収めました。

    また、主要アカウントがコンバージョンした平均売上高は、キャンペーン開始から3ヶ月後の2016年7月末までに8,743%増加しています。


    まとめ

    今回はママブロガーなどのママインフルエンサーが活躍したケースを紹介しました。実際に子育てをしながら率直な意見を発信する母親たちのブログやソーシャルメディアは非常に強い影響力を持っているようです。

    ・ターゲットをインフルエンサーパートナーの子供の年齢で絞る
    ・子供がいる様々なジャンルのインフルエンサーとタイアップする
    ・交換を受け入れることで、製品を試してレビューしてもらう

    ベビー用品ブランドは競争の激しい市場であるため、乳幼児とその親の立場に立った戦略を考えることが、インフルエンサーマーケティング成功につながる鍵だと考えられます。



    参考:https://shanebarker.com/blog/influencer-marketing-case-studies/ 
    https://influencermarketinghub.com/8-influencer-marketing-case-studies-with-incredible-results/ 
    https://maximizesocialbusiness.com/3-case-studies-blogger-outreach-done-right-27677/  
    https://nativeadvertisinginstitute.com/blog/influencer-advertising-increased-sales/ 

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