大手ファストフードブランド3社によるマイクロインフルエンサーとのタイアップ事例6選

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米国のファーストフード業界は年間198.9億ドル以上の収益を上げており、2020年までにその年間売上高は223.9億ドルに達すると予想されています。特にマクドナルド、バーガーキング、そしてサブウェイは、世界で最も価値のあるファーストフードブランド10社に入っています。2017年の調査では、それらの総合評価額は10億ドルを超えると推定されました。

3つのブランドすべてが、より大きな広告戦略にインフルエンサーマーケティングを取り入れています。具体的には、それぞれがソーシャルメディアスターとタイアップしてミレニアル世代にリーチし、特定の商品メニューを強調しています。

今回は、各ブランドがどのようにInstagramインフルエンサーとタイアップしてそのフードメニューを宣伝するかを検証、紹介します。


目次

  1. マクドナルドはセレブとマイクロインフルエンサーを半分ずつ起用
  2. マクドナルドがタイアップしたインフルエンサー
  3. マクドナルドのキャンペーン結果
  4. バーガーキングはInstagramのトリックショットアーティストとタイアップ
  5. バーガーキングがタイアップしたインフルエンサー
  6. バーガーキングのキャンペーン結果
  7. サブウェイは音楽フェスでブランド認知を高める
  8. サブウェイがタイアップしたインフルエンサー
  9. サブウェイのキャンペーン結果
  10. まとめ

  11. マクドナルドはセレブとマイクロインフルエンサーを半分ずつ起用

    McCafeのバターミルククリスピーテンダーズというフライドチキンの宣伝のため、McDonaldは14のInstagramインフルエンサーとタイアップして26のスポンサードポストを作成しました。

    このキャンペーンに関わったインフルエンサーの内の半分は、10万人以下のフォロワーを持つライフスタイル関連のマイクロインフルエンサーでした。残りの半分は、テレビパーソナリティや俳優、インターネットスターで構成され、それぞれ10万人以上のフォロワーがいました。


    マクドナルドがタイアップしたインフルエンサー

    Cierra Ramirez – 170万フォロワー
    Jeff Wittek – 35万9000フォロワー
    Becca Tilley – 110万フォロワー
    Steven Kim – 1万60000フォロワー

    Cierra Ramirezさん
    女優、モデル、そして歌手のCierra Ramirezさんは、おそらくテレビ番組「The Fosters」に出演したことで最もよく知られています。22歳のCierra Ramirezさんによるマクドナルドのスポンサードポストは、11.7万件のいいねりと363件のコメントを受け取り、エンゲージメント率は13.7%でした。

    Ramirezさんによって作成されたコンテンツは、彼女のフィードから滲み出ているラフな投稿スタイルとよく合っています。さらに、マクドナルドロゴを象徴する黄金のアーチは彼女のブーメラン(ループ動画)に写っている車と彼女の後ろのマクドナルドショップの両方で際立っているため、マクドナルドのブランド認知を高めています。

    Jeff Wittekさん
    YouTubeパーソナリティであり俳優のJeff Wittekさんは359,000人のフォロワーを擁していて、1つのスポンサードポストとしてInstagramに動画を投稿しました。コメディタッチのショートビデオの中にユーモアを取り入れて、クリエイティブに普通の瞬間を組み立てるというJeff Wittekさんのテーマによく合った動画コンテンツは、多くの話題を呼びました。

    このビデオは、キャンペーンの最高記録の1つである約17%のエンゲージメント率を達成し、29,000件を超えるいいねを獲得しています。


    マクドナルドのキャンペーン結果

    マクドナルドのInstagramインフルエンサーキャンペーンは、30万7000件のいいね、2000件のコメント、5.9%の平均エンゲージメント率を生み出しています。

    それぞれのスポンサードポストで、タイアップしたインスタグラマーたちはマクドナルドのロゴをはっきりと表示し、キャプション内にマクドナルドの公式Instagramアカウントをタグを付けました。ブランド化されたハッシュタグ#mccafeと#buttermilkcrispytendersも数多く使用されました。


    バーガーキングはInstagramのトリックショットアーティストとタイアップ

    チーズテイタートッツというチーズ味のポテトフライの復活を宣伝するために、バーガーキングは、17人のインフルエンサーと共同で、18のInstagramビデオを作成しました。関係するすべてのインフルエンサーが、テイタートッツを巧みに使ったトリックショット動画を編集しています。

    このキャンペーンに参加したインフルエンサーの内、12人が10万人以上のフォロワーを持つミレニアル世代でした。


    バーガーキングがタイアップしたインフルエンサー

    Carly Beyar, Shannon Fay, & Alanna Locast – 17万5000フォロワー
    Tania Tare – 8万9000フォロワー
    Josh Horton – 25万7000フォロワー
    Samuel Grubbs – 12万フォロワー

    3人の女性サッカー選手グループ
    Carly Beyarさん、Shannon Fayさん、Alanna Locastさんの3人は、女性アスリートが直面している日々の闘いを楽しんでいるコメディタッチのトリックショットビデオを作成する元ディビジョン1のサッカー選手です。このトリオはバーガーキングと共同でスポンサードビデオを1本投稿しました。

    Jeff Wittekさんがマクドナルドとのタイアップで投稿したのと同じように、3人の女子サッカー選手たちはユーモアを組み入れ、チーズテイタートッツは練習のモチベーションを上げるというテーマのショートビデオを作成しました。このポストは7%のエンゲージメント率を獲得しています。

    Tania Tareさん
    27歳のTania Tareさんはニュージーランド出身のプロゴルファーで、ゴルフのトリックショットでインターネット上にセンセーションを巻き起こしています。Tareさんがバーガーキングのキャンペーンのために作成したInstagramビデオを作成は、2,900件のいいねと6.7%のエンゲージメントを生み出しました。

    Tareさんのチーズテイタートッツのトリックショットを映したカメラアングルとスローモーションキャプチャは、彼女の他のトリックショットビデオのフォーマットと一致させてありました。 マクドナルドのスポンサードコンテンツはロゴと製品を重視していましたが、Tareさんは独自のスキルにもっと焦点を当てて動画を作成していました。


    バーガーキングのキャンペーン結果

    バーガーキングのInstagramインフルエンサーキャンペーンは10万6000件のいいね、1000件のコメント、そして3%の平均エンゲージメント率を生み出しました。

    各インフルエンサーは自身のトリックショットスキル動画にスポンサードビデオを合わせて投稿しました。それぞれのキャプションで、インフルンサーたちはバーガーキングの公式Instagramアカウントにタグを付けました。

    さらに、#cheesytotsarebackおよび#tricktotsというブランド化されたハッシュタグがすべてのキャプションに含まれていました。


    サブウェイは音楽フェスでブランド認知を高める

    2017年夏の間にいくつかの音楽フェスへ参加することとそのスポンサーシップを宣伝するために、サブウェイは8人のインフルエンサーとタイアップして22のスポンサードポストを作成しました。

    関係しているインフルエンサーの大多数は10万人以下のフォロワーを持つミレニアル世代のインフルエンサーでした。


    サブウェイがタイアップしたインフルエンサー

    Jennifer Levinson – 7万3000フォロワー
    Ben Carlin – 4万4000フォロワー
    Jonathan Carlin – 5万フォロワー
    Brock Williams & Chris Lin – 11万9000フォロワー

    Jennifer Levinsonさん
    Jennifer Levinsonさんは米国の女優兼デジタルプロデューサーで、73,000人のInstagramフォロワーを擁しています。サブウェイとタイアップして彼女は6つのスポンサードポストを作成し、そのうち最高の成績を収めた投稿は、12,5000件のいいねと34%のエンゲージメント率を達成しました。

    Jennifer LevinsonさんのInstagramフィードは、彼女の世界旅行とカラフルなスタイルを紹介しています。彼女のブーメランは、同じように明るい配色を使用しているためオーディエンスが一緒に旅行に参加しているように楽しむことができます。またLevinsonさんのスポンサードポストには、彼女の最も魅力的な投稿の多くに出演しているボーイフレンドのStevenも登場していました。

    Ben Carlinさん
    Ben Carlinさんはバージニア州を拠点とするインターネットパーソナリティで、兄弟のJonathanと共にYouTubeチャンネル「SuperCarlinBrothers」を運営しています。44,800人のフォロワーを持ったCarlinさんによるサブウェイのスポンサードポストは21%のエンゲージメント率と4,700件のいいねを獲得しました。

    キャプションでは、Firefly music festivalという音楽フェスに向かっているとCarlinさんが説明するところから始まります。サブウェイは、そのマーケティング活動とポピュラーなミュージックフェスティバルを連携させることで、フェスティバルの参加者の大部分を占めるミレニアル世代のオーディエンスを効果的にターゲットにしています。


    サブウェイのキャンペーン結果

    サブウェイのInstagramインフルエンサーキャンペーンは、4万9000件のいいね、649件のコメント、7.6%の平均エンゲージメント率を生み出しました。


    まとめ

    今回はマクドナルド、バーガーキング、サブウェイといった日本でも有名なファストフードブランドのインフルエンサーマーケティング事例を紹介しました。

    マクドナルドとバーガーキングはショートビデオコンテンツを作成して効果的にエンゲージメントを獲得し、サブウェイは音楽フェスとのタイアップをインフルエンサーと共に宣伝することでターゲットへリーチすることに成功しています。3社共にミレニアル世代のマイクロインフルエンサーを起用することで、ファストフードの主要なターゲットである若い世代の注目を集め、ブランド認知度や新商品の広告効果を大幅にアップさせました。

    多額の宣伝資金を持った大ブランドでも、セレブだけでなく「ターゲットとするオーディエンスに合ったマイクロインフルエンサー」とタイアップすることが現代のマーケティングでは欠かせない戦略になることがわかります。

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    参考:http://mediakix.com/2017/10/fast-food-advertising-instagram-influencers/#gs.bytye1

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