フードブロガーと協働したインフルエンサーマーケティング事例5選

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現在、様々な種類の食品が販売されており、実生活でもネット上でもあらゆるものが購入できます。人々の生活になくてはならない食品ですが、ただ「おいしいか否か」だけではなく、詳しい内容についても正直にレポートしてくれる声が求められています。また、口に入るものだからこそ、安全性も重要視されています。

膨大な種類がある飲食物の中から何かを選ぶ際に多くの人が参考にしているのが口コミ、つまりインフルエンサーの投稿です。このインターネット広告時代を勝ち抜くため、フード業界も多数の企業がインフルエンサーマーケティングを開始しています。

今回はフードブロガーであるインフルエンサーと協働した、5社の食品関連企業によるインフルエンサーマーケティング事例を紹介します。


目次

  1. Blue Apron社は有名フードブログと提携
  2. Blue Diamond社のアーモンドミルクの事例
  3. Dunkin ‘Donuts社によるナショナル・ドーナツデイ戦略
  4. M&M’s社によるフレーバー選挙
  5. Marzetti社によるレシピコンクール
  6. インフルエンサーの創造の自由度を高めることが成功のカギ

  7. Blue Apron社は有名フードブログと提携

    Blue Apron社は、顧客が調理するための事前分量の材料を提供するフードデリバリーサービス企業です。同社は、サービスを促進するために数年前からインフルエンサーと協力してきました。協働しているのはフードブロガーなどのインフルエンサーで、彼らはBlue Apron社の認知度を高め、ブランドの信頼を築くためのコンテンツを制作しています。

    2015年には、有名フードブログ「Love Taza」のナオミさんや、「The Fannetastic Food」のアンさんなどの人気ブロガーと提携しました。

    ブロガーたちはそれぞれ、
    ・ブルーエプロンがどのようなサービスか
    ・ブルーエプロンの何を気に入っているか
    について説明するブログ記事を書いています。

    例えば「Love Taza」では、サービスの利用経験とBlue Apron社が行っているリサイクルプログラムなどについて投稿されています。

    「The Fannetastic Food」のブログ記事には、Blue Apronのサービスが好きな理由がいくつかリストアップされています。その時に最近紹介されたリサイクルプログラムについての記事もありました。そして、上記2人のブロガーは、投稿を読んだ最初の100人がBlue Apronで2回、無料で食事サービスが受けられるクーポンコードのリンクも載せており、大きな話題を呼びました。

    同社は「Brownie Bites」や「Dude Foods」のような有力なフードブログとも提携しました。 2017年には、インフルエンサーポッドキャストを利用して、インフルエンサーコンテンツマーケティングのレベルアップに成功しています。

    Blue Apronブランドキャンペーンの最大の教訓は、「インフルエンサーマーケティングは一度限りでは成功しない」ということです。何年もの間1つのタイプのキャンペーンに固執するのではなく、様々な方法を模索してインフルエンサーたちとの信頼関係を築いていくことが重要です。


    Blue Diamond社のアーモンドミルクの事例

    韓国に本社を置くBlue Diamond社は、「アーモンドブリーズ」というアーモンドミルクの新製品を宣伝するため、インフルエンサーマーケティングの利用を決定しました。同社は、製品を料理に使用する方法を紹介したいと考え、フード関連や調理関係のインフルエンサーと提携します。インフルエンサーたちは「アーモンドブリーズのユニークなレシピ」を作成することで協力しました。

    このキャンペーンは、
    ・1300以上のブログ投稿
    ・20,000人以上のFacebookファン
    を獲得するという結果を残しました。

    例えばBlue Diamond社が協働したインフルエンサーの1人は、「Love and Lemons」というブログを運営するJeanine Donofrioさんでした。彼女はアーモンドブリーズを使用して、ラーメンにかけるアーモンドジンジャードレッシングのレシピを作りました。このブログ記事は何百ものコメントと多くのエンゲージメントを生み出しています。

    また、Jeanine Donofrioさんは20万人以上のフォロワーを持つ自身のInstagramアカウントを介してレシピを宣伝しました。そのため彼女のインスタグラムのフォロワーたちもこのブログ記事にアクセスしたので、アーモンドブリーズを使用したレシピの投稿は、
    ・2616のいいね
    ・多数の肯定的なコメント
    を、たった1日で獲得しています。

    Blue Diamond社のソーシャルメディアマーケティングキャンペーンから学べることは、企業はインフルエンサーに創造的な自由を提供することが重要ということです。インフルエンサーたちは「オリジナルのユニークなレシピを作成するために製品を使用する」という基本的なガイドラインを与えるだけで、素晴らしいコンテンツを作成してくれます。


    Dunkin ‘Donuts社によるナショナル・ドーナツデイ戦略

    Dunkin ‘Donuts社は、ナショナル・ドーナツデイの意識を高めたかったため、インフルエンサーマーケティング代理店「Trilia」と協働しました。彼らは、デジタルタレントネットワークとエンターテイメントスタジオの「Collab」と提携して、視覚的に魅力的なコンテンツを作成することでナショナルスナップチャットキャンペーンを開始しました。

    Dunkin ‘Donuts社はその日にスペシャルセールを敢行。「Collab」は8人のライフスタイルクリエイターを選んでSnapChatで各都市のセールに関するコンテンツを広めました。このインフルエンサー8人はDunkin ‘Donutsスペシャルセールに関するティーザー広告(覆面広告)を作成し、配布しました。

    彼らは、ナショナル・ドーナツデイにDunkin ‘Donutsのスナップチャットチャンネルを「引き継ぎ」ました。インフルエンサーたちはチャンネルの中で、彼らのファンをDunkin ‘Donutの店舗へ連れて行き、特別価格でドーナツの提供を受ける動画を投稿しています。また、同社はキャンペーン中、人々が店内で使用できるSnapchat Geofiltersをインフルエンサーに提供しました。

    その結果、Dunkin ‘Donuts社は、スナップチャットチャンネルのナショナル・ドーナツデイキャンペーンで、
    ・通常の1か月に比べて10倍多くのフォロワー数
    ・300万人以上へのリーチ
    ・約40,000件のエンゲージメント
    を獲得することに成功しています。


    M&M’s社によるフレーバー選挙

    M&M’s社は、75年の歴史の中で初めて、ファンに新しいピーナッツの味を選んでもらう「M&M’s 2016フレーバー選挙」ことに決定しました。M&M’sファンたちは、ハニーナッツ、チリナッツ、コーヒーナッツの中から1つ選択し、投票を実行することになりました。

    同社はエミー賞受賞の俳優と、VeepのスターTony Haleさんを「フレーバー選挙」の公式キャンペーンマネージャーに任命しました。また、他にも9人のインフルエンサーがキャンペーンマネージャーとして協力して、各自のソーシャルメディアアカウントの投稿で、3つの味のそれぞれを支援しました。

    さらに20人以上のインフルエンサーがキャンペーンスタッフとなって、人々に味を試してもらい、投票を促すような視覚的にも楽しいコンテンツを作成しました。彼らはハッシュタグ#MMSFlavorVoteを作って、ソーシャル上の認知度と投票率の向上を推進しました。

    インフルエンサーたちはネットワーク上でキャンペーンを拡大し、地理的なターゲティングをした投稿も行って、アメリカ全体に興奮と参加をもたらしました。

    最終的にコーヒーナッツが勝利の味に選ばれた今キャンペーンは、
    ・100万以上の投票
    ・269百万のインプレッション
    ・216のインフルエンサーパートナーの投稿
    ・1440万のソーシャルエンゲージメント
    を獲得するという成果を得ることが出来ました。


    Marzetti社によるレシピコンクール

    調味料ブランドであるMarzetti社は、インフルエンサーコミュニティと提携して、自社製品の「Simply Dressedサラダドレッシング」を宣伝するためのレシピコンクールを開催しました。 その際、Marzetti社は食べ物や生活に関わる21人のインフルエンサーと協働しています。

    例えば、有名フードブログ「Eat Good 4 Life」のミリアムさんは、同社のサラダドレッシングを使用して独自のレシピを作成しました。

    結果として、
    ・2億2,800万人のリーチ
    ・665人からのコメント
    ・55,600件のエンゲージメント
    ・5,500件以上のコンテストへの応募
    という膨大な数の成果をMarzetti社は今回のキャンペーンで達成し、認知度の向上に成功しました。


    インフルエンサーの創造の自由度を高めることが成功のカギ

    今回は、フード業界のインフルエンサーマーケティング事例を5つ紹介しました。

    影響力のあるフードブロガーと協力することで、自社製品やブランドの認知度を大きく上げることが可能です。

    戦略としては、
    ・自社製品を使用したオリジナルレシピを作成してもらう
    ・期間限定のディスカウントコードを投稿に加えてもらう
    ・新フレーバーの選挙
    といったものが取り入れられていました。

    今回の事例のように、創造の自由度を高めたほうがインフルエンサーも楽しんで、良質なコンテンツを作成できることがわかります。中でもオリジナルレシピはインフルエンサーの個性が出る部分であり、ファンの興味も充分に惹くことが出来るため、大きな成果が得られると考えられます。


    参照:https://shanebarker.com/blog/influencer-marketing-examples/
    https://influencermarketinghub.com/12-influencer-marketing-examples/
    https://shanebarker.com/blog/grow-your-brand-influencer-marketing/

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