「Influence 2.0」の進化をトラッキング。今後重要なグローバルの推進とは?

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インフルエンサーマーケティングレポート「Influence 2.0」の初版が公開された時、インフルエンサーマーケティング会社「Traackr」のブロガーであるJoel Backalerさんは新しいインフルエンサーマーケティングの研究を進めていました。早期に「Influence 2.0」を読んでいた読者が「Influence 2.0は、業界の実務者が読む必要がある非常に重要かつ基礎的な研究調査だ」として、BackalerさんにInfluence 2.0のコピーを送付し驚かせたと言います。

デジタルアナリストであり「Influence 2.0」の著者であるBrian SolisさんとTraackrはチームを組んで「インフルエンサーマーケティングが本当は何であるか」について一般的な誤解を解消するために調査を行いました。「Influence 2.0」の研究結果は、世界の有名ブランドの多くを担当するマーケターから収集されたデータに基づいて、実行可能なアドバイスを提供しています。

今回はインフルエンサーマーケティングレポート「Influence 2.0」研究チームによる、今後のインフルエンサーマーケティングの展望を紹介します。


目次

  1. インフルエンサーマーケティング関連記事の間違いとは?
  2. インフルエンサーマーケティングにおけるグローバルの推進とは?
  3. マーケティング成功のカギを握るローカルインフルエンサー
  4. まとめ

  5. インフルエンサーマーケティング関連記事の間違いとは?

    インフルエンサーマーケティングに関する記事には、
    「ブランドXはインフルエンサーYの1投稿に何千ドル支払ったか?」
    「インスタグラマーにあなたのブランドをプロモーションさせるための方法トップ10」
    というような煽情的な見出しのものも多く見受けられます。

    こういったタイプの見出しはソーシャルメディアエンゲージメントにつながるかもしれませんが、インフルエンサーマーケティングが何であるかを正しく伝えられていない場合がほとんどです。

    「Influence 2.0」の初版リリースと現在入手可能な最新版が出版される間に、
    ・ブランドのエグゼクティブ
    ・インフルエンサーマーケティング代理店
    ・インフルエンサーマーケティング技術ベンダー
    ・100人以上のインフルエンサー

    上記のような「インフルエンサーマーケティングの中の人たち」にBrian Solisさんたちのチームはインタビューを行いました。彼らは会話を通じて、第1版の調査結果が真実であったことを知り、「Influence 2.0のアップデート」で強調された主な傾向を見出しました。

    それは「グローバルなインフルエンサーマーケティングの推進」という考え方の傾向で、次で詳しく説明します。


    インフルエンサーマーケティングにおけるグローバルの推進とは?

    たとえば、インフルエンサーマーケティングの実務者にとって「ブランド認知度」は最優先事項ですが、ブランド自身はインフルエンサーマーケティングへの投資をROIに結びつけるのに苦労し続けています。最初から適切な目標を設定せず、キャンペーン結果を測定していない場合、多くの企業はインフルエンサーマーケティングへの投資をROIにつなげることができません。

    その理由として、販売関連の優先事項にのみ焦点を当てているマーケターが増えていることが原因です。Backalerさんの研究と「Influence 2.0」最新版との間の最も顕著な共通点の1つは、「グローバルの推進(グローバライズ)」だと言います。これは、グローバルなインフルエンサーマーケティングを推進する考え方で、ローカルインフルエンサーの影響力を活用して戦略を強化する方法です。今後はこの「ローカルインフルエンサー」を起用することで、海外市場におけるマーケティング目標達成につながると予想されます。

    ローカルインフルエンサーとはその土地土地に根付く基盤を持ったインフルエンサーで、地元愛を感じる人々に大きな影響力をもつ人々です。


    マーケティング成功のカギを握るローカルインフルエンサー

    インフルエンサーマーケティングの優先事項をグローバルレベルで推進するために、Backalerさんは「企業が海外市場のローカルインフルエンサーとどのように関係を築くか」を掘り下げることに時間を費やしました。

    グッチ・ビューティ部門のグローバルインフルエンサーマーケティング副担当主任であるBruna Scognamiglioさんは、ローカルインフルエンサーがグローバルなインフルエンサー戦略の鍵を握る理由を強調しています。

    「人々は自分の住んでいる場所に近いローカルインフルエンサーと繋がる傾向にあります。ミレニアル世代は本物のメッセージに非常に関心を持っているため、専門知識があって特別な話題について独自の視点を持っている人々の声は、そのトピックに興味を持っているミレニアル世代に大きく影響を与えます。彼らミレニアル世代は必ずしも世界の主要なインフルエンサーだけに向き合っているとは限りません。」とBruna Scognamiglioさんは説明しています。

    「Influence 2.0」が出した最新の発見は、彼女の見解を反映しています。昨今、多くの先進企業がグローバルなインフルエンサーマーケティングを実践しています。グローバルインフルエンサーマーケティングのベストプラクティスは「ローカルインフルエンサーの活用」だと、62.5%のマーケターが回答しました。

    これを可能にするために、ますます多くの企業が地域レベルまたは国レベルのローカルチームによって、「共通のインフルエンサーマーケティング基準」を確立するために、グローバルの中核的拠点の設立を行っています。


    まとめ

    実務レベルで行動するための「戦術」から、広い視野で物事を見て全体の方向性を決めていく「戦略」へ以降することは、グローバルなインフルエンサーマーケティングを行う上で欠かせない手順です。

    ローカルインフルエンサーにアプローチして長期的な関係を気付くために、ローカルインフルエンサーとターゲットが暮らしている場所を拠点として地域を研究することもグローバルなインフルエンサーマーケティングを成功させるカギとなります。



    参考:http://www.traackr.com/blog/tracking-the-evolution-of-influence-2-0 

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