この記事は米国インフルエンサーマーケティング専門事業者のMAVRCKの記事を意訳した記事です。
インフルエンサーマーケティングのキャンペーンを展開する場合、そのフレームワークと戦略は各ブランド、各ビジネスパーソンによって千差万別となっているのが実情である。
こうした現状のなか、インフルエンサープラットフォーム(専門事業者)を活用すれば、過去の経験とリサーチによって開発されたメソッドが利用可能となり、より効率的に目標達成に向かえる。
今回はインフルエンサープラットフォームの活用が有利となる5つのポイントを紹介する。
作業効率
自力でインフルエンサーマーケティングに取り組もうとするマーケターは、スプレッドシートや検索エンジンに頼ろうとするだろう。
しかし、それは煩雑な作業となるし、手探りのまま取りかかっても、無駄な時間とコストがかかるだけである。
インフルエンサープラットフォームは、マーケターが求めているのがメガ、マクロ、ミクロのどのコテゴリーのインフルエンサーであろうとも最も効果的な戦略のノウハウを持つ。
米国では約55%のマーケターが自己流でインフルエンサーマーケティングをおこなっているとされるが、プラットフォームに任せれば予算と人員をより効率的に使うことができるのだ。
エンゲージメントの数値化
自己流のインフエンサーマーケティングで、コンテンツへのエンゲージメントを測定するのはほとんど不可能だろう。
とりわけミクロインフルエンサーのプラットフォームなどは、独自のシステムによってエンゲージメントを数値化できるようになっている。
多数のインフルエンサーに一度にコンテンツの作成を依頼する場合などは、その効果を推し量るプラットフォームの活用が便利だ。
柔軟なスケジュール設計
インフルエンサープラットフォームはキャンペーンのスケジュール管理も容易にする。
顧客のニーズに合わせて独自のキャンペーン・スケジュールが提案されることに加え、インフルエンサーにコンテンツをアップして欲しいタイミングなども調整可能だ。
さらに、最近注目されるオールウェイズ・オン・マーケティングへの対応を始めたプラットフォームもある。
米国では、一人あたり平均9分に1回の頻度でなんらかの端末の画面を見ているという。
日本ではこの頻度はさらに高くなると予想され、オールウェイズ・オン対応のインフルエンサープラットフォームは今後ますます需要が高まるだろう。
データの活用
インフルエンサープラットフォームによるキャンペーン計画や効果の計測、評価レポートを利用することで、マーケターは自分が手がけるインフルエンサーマーケティングの戦略がうまくいっているか、どれほど目標を達成しているかを客観的に見ることができる。
また、契約内容によってはトレンド情報やインフルエンサーのファンユーザーたちのプロフィールにアクセス可能となる場合もある。
的確なインフルエンサーの選定
インフルエンサーマーケティングのなかで最も難しいのは、ブランドイメージにふさわしいインフルエンサーを見つけ出し、良いパートナーシップを築いていくことだろう。
インフルエンサープラットフォームの活用は、自社がインフルエンサーに適切なマナーでアサインし、ともに戦略を作っていく橋渡しとなる。
それによって、戦略の舵をとるインフルエンサーを効果的に活用し、ビジネス目標の達成に近づくことができるのである。
まとめ
インフルエンサープラットフォームの活用が自社のインフルエンサーマーケティングを円滑で、効果的なものにする5つのポイントを見てきた。
米国ではおよそ55%のマーケターが手探りでインフルエンサーマーケティングの戦略に取り組んでいるとされるが、この数字は日本ではもっと高くなるだろう。
ビジネスの生産効率を上げるため、ノウハウの蓄積があるインフルエンサープラットフォームの活用が望まれる。
参考:MAVRCK “5 Reasons to Use an Influencer Platform” http://www.mavrck.co/5-reasons-you-need-an-influencer-platform-for-an-influencer-marketing-strategy/