インフルエンサーマーケティングの都市伝説?払拭したい誤解6選

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インフルエンサーマーケティングは今や、マーケティングの主流と言っても過言ではありません。マーケティング担当者たちはインフルエンサーマーケティングについての注意事項を多く知っている一方で、勘違いしている点もいくつかあるのも事実です。

今回の記事では、最も根強く信じられている6つのインフルエンサーマーケティング都市伝説について説明し、その誤解を解きたいと思います。これからインフルエンサーマーケティングにチャレンジする人も、すでにインフルエンサーマーケティングに何年も携わっている人も、新たな発見があるかもしれません。


インフルエンサーマーケティングの誤解

  1. 昔ながらのやり方があるなら流行に乗る必要はない
  2. マーケティング専門家以外とのタイアップは無意味
  3. 偽物を検出する方法はない
  4. リーチは大きければ大きいほど良い
  5. B2Bブランドはインフルエンサーマーケティングに適していない
  6. インフルエンサーマーケティングの効果は測定できない
  7. まとめ

  8. 昔ながらのやり方があるなら流行に乗る必要はない

    しばらくマーケティングに携わっていると、自社のブランドに最も適したマーケティング手法がわかります。そういったテクニックが実績を上げて完璧に機能しているならば、過度にもてはやされている「インフルエンサーマーケティング」という流行にわざわざ乗る必要はないかもしれません。

    しかし現在の戦略がうまくいっていても、自社のマーケティングミックスの中にインフルエンサーマーケティングを組み込むことでより大きな利益につながる可能性があります。もちろん、自社ブランドのソーシャルメディアチャネルにこだわることで自社のアカウントをフォローしているオーディエンスに「インフルエンサーとタイアップせず」対応できるならば、インフルエンサーマーケティングを組み込む必要はないでしょう。

    しかし、有名インフルエンサーのKim KardashianさんがInstagramでCalvin Klein社の新製品をお披露目すると、製品はすぐに売り切れてしまうほど人気が出ます。一方で、Calvin Klein社も公式のInstagramチャンネルで注目を集めようと投稿しましたが、同じ新作下着はKim Kardashianさんの投稿ほどの宣伝効果を生み出すことはできませんでした。

    このことからもわかるように、米国のマーケティング担当者の半数以上が、インフルエンサーマーケティングコンテンツがブランド作成コンテンツよりも優れていると報告しています。


    マーケティング専門家以外とのタイアップは無意味

    インフルエンサーマーケティングを行う場合、常にソーシャルメディアに関するコントロールを失うことを考慮にいれなくてはなりません。インフルエンサーマーケティングを行うならば結局のところ、広告コンテンツの主導権をメディアの専門家ではない誰かに託すことになります。

    有名インフルエンサーを除いて、インフルエンサーはネイティブ広告は行っていません。しかし「ブランドの予算を非専門家に費やしても報われない」というインフルエンサーマーケティングの都市伝説はまったくの誤解です。

    問題の核心を言うと、インフルエンサーは「ブランドに欠けている宣伝能力を持っている」ということです。マーケティングの専門家ではない代わりに、有名セレブを除くインフルエンサーたちは、自身のオーディエンスにとってどのコンテンツが最も効果的であるかを何度もテストすることに時間を費やしてきました。ブランドはインフルエンサーとタイアップすることでこの知識を利用し、より効果の高いコンテンツを制作することができます。

    ドイツのスーパーマーケットチェーン「Edeka社」はInstagramチャンネルである「_foodstories_」のコンテンツ制作をしているフードブロガーとタイアップすることで、大きな宣伝効果を獲得しています。


    偽物を検出する方法はない

    家族、友人、オンラインでのレビューに加えて、インフルエンサーは「製品の推奨に関して最も信頼できる情報源」の1つにランクされています。口コミ広告のデジタル版として、インフルエンサーマーケティングの成功は、主に信憑性に基づいています。しかし、偽フォロワーのせいで急成長しているインフルエンサーの存在を考えると、マーケティング担当者は注意をしなければなりません。

    よくある誤解として「偽物を検出する方法はない」と言われていますが、そのインフルエンサーマーケティングの都市伝説は簡単に払拭することができます。

    インフルエンサーマーケティング詐欺は業界を悩ませていますが、インフルエンサーマーケティングにはそれ以上に多くの利点があります。インフルエンサーマーケティングプラットフォームを使えば、インフルエンサーマーケティングキャンペーンの有効性を損なう可能性がある「偽のフォロワー」や「ボット主導のエンゲージメント」を簡単に追跡できます。

    フォロワーの質、フォロワーの成長率、フォロワーの同数比率などのターゲットオーディエンスメトリクスに基づいて、インフルエンサーのフォロワーが価値あるものか偽物か、不適切かどうかをこういったプラットフォームで判断できます。タイアップを検討している中に「何かうさんくさいインフルエンサーがいるな」と思ったら、いつでもインフルエンサーマーケティングプラットフォームに相談することが可能です。

    おすすめ記事:注意すべき「偽フォロワー」や「偽いいね」とは?


    リーチは大きければ大きいほど良い

    米国のマーケティング担当者の半数近くが、コラボレーションに適したインフルエンサーを見つけることはインフルエンサーマーケティング最大の課題の1つと考えています。インフルエンサーを選択する際に最も頻繁に使用される測定基準は「リーチ」ですが、リーチ数が大きければよいとは限りません。

    Chiara Ferragniさんの例を見てみましょう。約1,200万人のInstagramフォロワーを擁しているファッションデザイナーであるChiara Ferragniさんには多くのオーディエンスが存在します。しかし、キャンペーンを行うブランドが主に米国で運営されているならば、彼女のフォロワーは主にイタリア人が大部分を占めるためターゲットオーディエンスにはなりません。

    ファッション業界において重要なオピニオンリーダーとして地位を確立しているChiara Ferragniさんは、特にファッションに興味のある人々に人気があります。なので、キャットフードを宣伝したいブランドが彼女とタイアップしてもそのオーディエンスは「Chiara Ferragniさんのキャットフードに関するスポンサードポスト」にほとんど興味を持たないでしょう。

    このことから、リーチ数だけでインフルエンサーの価値は測れないことがわかります。自身のブランドのターゲットオーディエンスが住んでいる場所、性別、年齢、業界など、いくつかの基準を使用して完全に一致するものを見つけることです。


    B2Bブランドはインフルエンサーマーケティングに適していない

    消費財ブランドは早い段階からインフルエンサーマーケティングを採用していましたが、このアプローチはほとんどすべての製品またはサービスの売り上げを促進することができます。インフルエンサーマーケティングはB2Cブランドにのみ有益であるという噂は、大きな誤解です。

    B2Cブランドとタイアップしているインフルエンサーは、主にその信憑性、同調性、そしてアクセシビリティによって選ばれる傾向にあります。これとは対照的に、B2B企業は主に経験と知識があって専門家として行動するインフルエンサーとタイアップしています。

    結局のところ、B2Bの顧客は合理的な議論に基づいて仕事のための製品やサービスを選択する場合がほとんどです。そのため「Adobe Photoshop」は、タイアップしたプロの写真家にAdobe Photoshopの公式Instagramアカウントを運営してもらい、ソフトウェアで編集した写真をシェアすることで人気を博しています。B2Cの世界と同じように、インフルエンサーマーケティングは伝統的なポップアップ広告よりも信頼できると見なされています。

    現代社会に生きている私たちはメディア消費者であり、お気に入りのソーシャルメディアクリエイターをフォローしています。仕事のために役立つ製品をソーシャルメディアで見つけた場合、店頭にある他の製品と同じように覚えています。また、B2Bブランドは視覚化が困難な製品やサービスを販売していることも多いため、インフルエンサーはそういった製品を実用化するのに役立ちます。


    インフルエンサーマーケティングの効果は測定できない

    インフルエンサーマーケティングの有効性を明確に可視化することは、インフルエンサーマーケティング業界最大の課題です。実際、米国のマーケティング担当者の80%が「インフルエンサーマーケティングの評価を将来的に向上させたい」と考えていますが、この要望は別のインフルエンサーマーケティングに関する誤解によって邪魔されています。

    適したツールを知っている限り、実際にはインフルエンサーマーケティングの測定はかなり簡単です。様々なことが測定可能なデジタルメディアの世界でも、マーケティング担当者はインフルエンサーマーケティングKPIを定義できないことがよくありますが、方法を知っていれば効果測定は可能です。

    最初のステップとして、
    ・リーチ
    ・エンゲージメント
    ・トラフィック
    ・コンバージョン
    などのインフルエンサーマーケティング目標に基づいて指標を設定します。
    次に、インフルエンサーマーケティングプラットフォームを使用してこれらの指標を追跡し、その結果に基づいてキャンペーンを調整することが成功への近道になります。


    まとめ

    今回は、インフルエンサーマーケティング業界で広く知れ渡っている6つの誤解について解説しました。

    インフルエンサーマーケティングは「一つのマーケティング分野」として成熟し続けていますが、誤解も多く生み出されています。企業がインフルエンサーマーケティングに関する専門知識を学び、安心してこのマーケティング戦略にチャレンジできるように、こういった間違った認識は正していく必要があります。

    まとめると、キャンペーン後の効果測定やトラッキングは専用のプラットフォームを使用して簡単にできる上に、可視化の難しいサービスを提供するB2Bブランドこそインフルエンサーマーケティングに適した企業であるといえます。また、偽フォロワーやボットによるエンゲージメントも完璧にではありませんが発見、対処することが可能です。

    今回の記事を読んで、インフルエンサーマーケティングに関する都市伝説がすべて根拠のないものだと知っていただければ幸いです。



    参考:https://blog.influencerdb.com/influencer-marketing-myths-exposed/

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