インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告、2つのメリット・デメリットについて

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世界で最も使用されている2大ソーシャルメディアプラットフォーム、それがインスタグラムとFacebookです。多くの企業やブランドがそのポテンシャルに目をつけ、マーケティングツールとして利用することで数々の成功を収めてきました。

インスタグラムをマーケティングに利用する方法には、インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告の2種類があります。どのような違いがあるのか、そしてそれぞれのメリット・デメリットは何なのか。今回は、マーケティング戦略を練るうえでぜひ押さえておきたい、インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告の特徴についてご紹介します。

 

目次

      1. インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告
      2. インフルエンサーマーケティングのメリット
      3. インフルエンサーマーケティングのデメリット
      4. インスタグラム広告のメリット
      5. インスタグラム広告のデメリット
      6. まとめ

     

インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告

10億人以上のユーザーを持つインスタグラムは、若い世代を中心に今最も成長しているソーシャルメディアプラットフォームです。画像や動画の編集ツールが非常に充実しており、新機能も頻繁にアップされるため、ハイクオリティなオリジナルコンテンツが作成できる点が大きな魅力です。ファッション、食品、トラベルなど、視覚的なアピールが有効な業界と特に相性が良いマーケティングツールと言えるでしょう。

そんなインスタグラムの機能を使った「インフルエンサーマーケティング」とは、ブランドがインフルエンサーとタイアップし、彼らが投稿するコンテンツを通してブランドの認知拡大や商品の購買促進を行う手法です。画像、動画、24時間限定配信のストーリーズなどを活用し、インフルエンサーはブランドや商品をアピールするコンテンツを作成します。そしてインフルエンサー自身のパーソナルアカウントに投稿し、これを見たフォロワーや、ハッシュタグから誘導されたオーディエンスを通して拡散されていくというアプローチ方法です。従って、タイアップするインフルエンサーの選び方やターゲットの絞り方が、マーケティング成功のためのカギになります。

一方「インスタグラム広告」とは、その名の通りインスタグラムのフィード上に掲載できる広告のことです。インフルエンサーマーケティングと同様、画像、動画、ストーリーズといったタイプの広告があり、スポンサー付きの投稿としてニュースフィードやストーリーズのタイムラインに表示されます。インスタグラム広告は2015年から開始された比較的新しいサービスであり、それ以前は企業がブランドのアカウントをフォローしてくれるユーザーに対してブランディング訴求する、という手法が一般的でした。その点、インスタグラム広告はセルフサーブ型のツールであり、ブランドは自ら予算や配信期間の設定して広告を配信できるようになっています。

 

インフルエンサーマーケティングのメリット

1.消費者を巻き込んだアプローチの実現

インフルエンサーマーケティングは、ブランドが一般消費者に向けてサービスを展開するBtoCの形態において、大いにその威力を発揮します。インフルエンサーは、それぞれの手法でオーディエンスに直接働きかけ巻き込むことで、ブランドの認知度を高め、購買促進へとつなげることができます。

2.ブランドのSEO対策への貢献

一般消費者がweb上で検索する際、ブランドに関するサイトがなるべく上位に表示され、より多くの人の目に触れるようにする取り組みを「SEO対策」と言います。インフルエンサーの中には、すでに高いSEOを誇るサイトを運営しているケースもあり、そのサイトにブランドに関するコメントを掲載することで、ブランド自体のSEO効果が期待できます。

3.アイデンティティーの再認識

インフルエンサーマーケティングは、単にブランド名の広めるだけのツールではありません。インフルエンサーのストーリーや人生観を通して語られることで、ブランドのアイデンティティーをオーディエンスに再認識させるというメリットもあります。

4.ニーズに合ったアプローチの実施

今日のオーディエンスは、昔ながらのブランド広告やプロモーションにはもはや興味がありません。企業が打ち出す伝統的な広告よりも、自分が信頼できると判断した人の言葉に耳を傾ける傾向にあります。従って、インスタグラムやYouTubeといったソーシャルメディアプラットフォームで活躍するインフルエンサーによるマーケティングは、オーディエンスのニーズに合った戦略だと言えるでしょう。

 

インフルエンサーマーケティングのデメリット

1.時間と緻密な計画が必要

インフルエンサーマーケティングは、ただコンテンツをポストするだけの単純な手法ではありません。期待通りの結果を得るためには、時間、予算、情熱、そして入念に練り上げた計画といった要件をクリアする必要があります。

2.インフルエンサーとの良好な関係の確立

ブランドのパートナーとなるインフルエンサーとは、時間やエネルギー、予算を投資して良好な関係を築く必要があります。彼ら自身のことをより深く知るためにも、ブランドのイベントに招待するなどして信頼を築きましょう。

3.成功はお金で買えない

インフルエンサーに対して多額の投資したからと言って、必ずしも相応の結果が得られるとは限りません。対費用効果が思ったように得られないというリスクは、他のマーケティング戦略と同様、インフルエンサーマーケティングにもあります。多くのブランドがこの点を履き違えており、過度な期待をしてしまうケースが少なくありません。

 

インスタグラム広告のメリット

1.インスタグラムとFacebookの連携

インスタグラムはFacebookと連携しているため、すでにFacebookの企業アカウントを持っている場合、Facebookのデータを取り込むことが可能です。そしてそのデータを元に詳細なターゲティングを容易に行えるため、結果として少ないコストでより効果的な成果が上げやすくなります。

2.柔軟な予算設定が可能

インスタグラム広告は、自社で運用できるセルフサーブ型の広告です。そのため、ブランドは自社の予算に合わせながら、コストや広告のスケールを柔軟に設定することが可能です。

3.成功事例の分析が容易

インスタグラムでは、広告の成果を多数の方面から計測できる「広告マネージャ」の機能を使って、その傾向や内容を分析し、次回に役立てることができます。確認できる数字には、クリック数、リーチ数、24時間以内のユーザーのレスポンス数など幅広い種類があります。

 

インスタグラム広告のデメリット

1.アルゴリズムの調整

インスタグラムやFacebookでは、「キーワードを多く盛り込めば検索上位に表示される」というひと昔前のSEOへの対策をきっかけに、アルゴリズムを定期的に調整するようになりました。そのためどのような検索基準で表示されているかが把握しにくく、誤ったアルゴリズムを念頭に広告を作成した場合には、思ったような結果が見込めないケースもあります。

2.ブランド同士の競争

膨大なユーザーを抱えるインスタグラムでは、それこそ星の数ほどの広告が掲載されています。その激しい競争の中で、ユーザーの目に止まるような広告を打ち出すことは並大抵のことではありません。

3.より高度なエンゲージメントが求められる

広告として掲載する以上、ブランドは「いいね!」やシェアといった反応を常にチェックしておく必要があるうえ、ユーザーからのアクションがあれば迅速に対処する必要があります。例えば広告に対してコメントやクレームがあれば、即座に対応することが求められるでしょう。いつ来るか分からないユーザーからのアクションに常に注意を払っておく必要があるというのは、ブランドにとって大きなプレッシャーとなります。

 

まとめ

インフルエンサーマーケティングとインスタグラム広告には、上記のようにそれぞれメリットもあればデメリットもあります。インフルエンサーマーケティングは今まさに全世界で急成長中の戦略であり、ターゲットを正確に見定めた正しいアプローチを行えば、大きな成果が期待できます。その一方で、戦略を練るのに相応の時間や手間がかかり、インフルエンサーとの関係性にも気を配らねばなりません。インスタグラム広告は、ツールとしては比較的気軽に使いやすいのですが、競争が激しいうえに掲載期間中のエンゲージメントが大変という側面もあります。

単純にどちらを選べば成果を得られる、という話ではないため、自社の予算やマーケティングの目標に合わせて戦略を立てることが大切です。

 

 

参考:https://medium.com/ingressive/facebook-instagram-ads-vs-influencer-marketing-which-is-better-b92bd67a9e80

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