マイクロインフルエンサーの定義とは?

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インフルエンサーマーケティングの記事をいくつかピックアップして読んでいると、「マイクロインフルエンサー」という言葉に必ずと言っていいほど遭遇します。多くのマーケターがインフルエンサーマーケティングを戦略に加えていることもあり、マイクロインフルエンサーの起用率もどんどん伸びているためです。

今回は、マイクロインフルエンサーの定義やマイクロインフルエンサーとタイアップするメリット、マイクロインフルエンサーマーケティングの活用方法について紹介します。

目次

  1. マイクロインフルエンサーとは?
  2. マイクロインフルエンサーが重宝される理由
  3. なぜマイクロインフルエンサーマーケティングは効果があるのか?
  4. マイクロインフルエンサーの活用方法
  5. まとめ
  6. マイクロインフルエンサーとは?

    マイクロインフルエンサーはあちこちで話題に上りますが、正確にマイクロインフルエンサーとはどういった人物なのか、標準的な定義はいまだ存在しません。しかしマイクロインフルエンサーと呼ばれる人物は、フォロワー数が1万人から5万人のインフルエンサーということで意見が一致しているようです。

    ただし、インフルエンサーマーケティング業界内ではフォロワー数500~5,000人のインフルエンサーが、マイクロインフルエンサーだと定義する人も存在します。ほぼすべての業界でインフルエンサーマーケティングが利用されている中、多くの企業がフォロワー数の少ないインフルエンサーとタイアップ契約をはじめているのは、マイクロインフルエンサーの費用対効果の高さが理由でしょう。

    マイクロインフルエンサーを定義するフォロワー数の下限については、上限よりも差別化が難しくなっています。しかしマイクロインフルエンサーに対して、一存でフォロワー数の下限を決めつけるべきではありません。
    ・フォロワーのジャンルがブランドの求めるターゲット層と一致している
    ・ブランドメッセージを正確に届ける知識を身につけている
    この2項目に当てはまるなら、そのインフルエンサーはマイクロインフルエンサーマーケティングキャンペーンにふさわしい人物です。

    しかし、ある企業がそういったインフルエンサーに目をつけたとすると、他社もタイアップを狙っている可能性が高くなります。ブランドのイメージにマッチするマイクロインフルエンサーに出会ったら、素早く戦略を練ってアプローチしましょう。

    マイクロインフルエンサーはフォロワー数に関係なく人の話に耳を傾け、また誰かに話を真剣に聞いてもらえる専門分野のエキスパートです。フォロワー数が少ないとしても、マイクロインフルエンサーが発するメッセージはフォロワーに関連が強く、信頼性が高いものなので、大きなエンゲージメントを生み出します。

    マイクロインフルエンサーが重宝される理由

    マイクロインフルエンサーをトレンドへと押し上げている理由はなんでしょうか?マイクロインフルエンサーにスポットライトを当てている複数の要因を3つ紹介します。

    信憑性

    インフルエンサーマーケティングは、従来のインターネット広告の11倍優れたパフォーマンスを示しています。この高い数値を示す理由は、消費者がブランドの製品説明よりも「製品を実際に使用した人からの感想を求めている」からです。インフルエンサーマーケティングがあらゆるシーンでもてはやされているのは、消費者がインフルエンサーというその分野の有識者が発信する専門的かつ本物の感想を求め続けていることが理由の一つです。

    若い世代からの指示

    アメリカでは1980年代から2000年代初頭に生まれた人々であるミレニアル世代が、2020年までに1兆4000億ドル(約140兆円)の購買力を持つと予想されています。ミレニアル世代は欲しいものがあるとまずインターネットで商品を検索する傾向にあるため新しいものに詳しく、ミレニアル世代の年代、場所、興味がある文化に合ったコンテンツを探すことに長けています。そんなミレニアル世代が口コミとして頼っているのが、マイクロインフルエンサーなのです。

    供給力

    有名人や多くのフォロワーを持つマクロインフルエンサーでも、マイクロインフルエンサーと同様に、フォロワーと親密に関わり合うことは可能です。しかしマイクロインフルエンサーよりも、フォロワーと関わるインフルエンサーは数が少なくなっています。数百万人のブログ運営者とビデオブログで人気のYouTuberもマイクロインフルエンサーです。マイクロインフルエンサーの存在がインフルエンサーマーケティングに関わりやすくしているのです。

    なぜマイクロインフルエンサーマーケティングは効果があるのか

    マイクロインフルエンサーは一般的にニッチな分野の専門家であることが多く、焦点を当てている箇所がピンポイントなため、特定の物事に関する視点と専門知識がフォロワーの関心と一致しやすいという利点があります。またマイクロインフルエンサーは、フォロワーの多いインフルエンサーや有名人よりも活動的で、他のユーザーに比べると週に約22倍もソーシャルメディア上で交流しているという調査結果があります。

    イギリスのSNSツール「Brandwatch」にも、「たいていのマイクロインフルエンサーは1つのことを集中して学んでいて、彼らが専門とする分野に特化しています。得意分野については実に知識が豊富で情熱的、それに真剣に取り組んでいますので、マイクロインフルエンサーの感想は信頼できるものです。マイクロインフルエンサーのその能力がどんどんつながりを増やすため、ブランドの利益を上げやすいということになります。それにフォロワー数が少ないマイクロ
    インフルエンサーは、ブランドに何千ドルもの報酬を期待していません。」という記事が掲載されました。

    次に、マイクロインフルエンサーが消費者とのつながりを促進しているという説を後押ししているインスタグラムの公開データを以下で紹介します。

    ・フォロワー数が1,000人以下のインスタグラムアカウントは、いいねをもらう確率が8%
    ・フォロワー数が1,000人から10,000人の場合は、いいね率4%
    ・フォロワー数が多くなるにつれて、エンゲージメント率は減少する

    数百万人のフォロワーを抱える有名人のコンテンツよりも、マイクロインフルエンサーのコンテンツの方が目に留まりやすくなっています。その理由は、インスタグラムはブランドやよく知られた有名人よりも、家族や友達といった密な関係の人が投稿したコンテンツを優先して表示するアルゴリズムがあるからです。

    報酬に対する成果を考えると、エンゲージメント率を測定することが重要です。アメリカで有名なリアリティスターのキム・カーダシアンさんは1500万人のフォロワーがいるにも関わらず、彼女が契約したキャンペーンで1,200人のWebサイト訪問者と、30人の予約で1人平均30ドル(約3万円)の売上しか出せなかったといいます。

    フォロワー数の多さで報酬を決定づける有名インフルエンサーは、エンゲージメントに対する費用が高くなる場合があるため注意が必要になります。

    マイクロインフルエンサーの活用方法

    成功を収めているインフルエンサーマーケティングキャンペーンは、利用可能なデータをすべて取り入れて展開されています。例えば、インフルエンサーのプロフィールとフォロワーについてのデータ、インフルエンサーのパフォーマンスに関するデータ、それにブランドのインフルエンサーマーケティング戦略とゴールに適合するかどうかまで考慮に入れてデータ収集を行っているのです。

    マイクロインフルエンサーを起用するうえで、念頭に置いておくべきことを次にまとめました。

    ・フォロワーとつながりの強いインフルエンサーを起用する
     10万人のフォロワーがいるもののフォロワーと関係の薄い1人のインフルエンサーを起用するより、1万人の関係が深いフォロワーを持つインフルエンサーを10人起用する方が効率的です。

    ・有名なインフルエンサーとも戦略的にタイアップする
     例えば、有名なインフルエンサーとのインフルエンサーマーケティングキャンペーンで認知度を上げて、マイクロインフルエンサーで売上などの成果を上げる戦略を立てると効果的です。

    ・マイクロインフルエンサーマーケティングが利用されていない分野でマイクロインフルエンサーとタイアップする
     マイクロインフルエンサーは現在、高級ブランドではタイアップ例が多くありません。フォロワーはマイクロインフルエンサーの言葉を信頼しているため、マイクロインフルエンサーがタイアップしていないジャンルのブランドがあえてタイアップすることがファンの目を惹きます。

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    ・1エンゲージメントあたりのコスト(CPE)について考える

    マイクロインフルエンサーのCPEは、メガインフルエンサーに負けていません。マイクロインフルエンサーは、インフルエンサーマーケティングキャンペーンにフォロワー数の多いインフルエンサーとは違う成果を生み出してくれます。

    まとめ

    今回は、マイクロインフルエンサーの定義と、その活用方法について紹介しました。

    マイクロインフルエンサーとのインフルエンサーマーケティングは費用対効果が高く効率的ですが、マイクロインフルエンサーだけに集中しようと促すインフルエンサーマーケティング企業やインフルエンサーマーケティングプラットフォームには、慎重になった方が良いでしょう。

    まずはターゲットとなる層を見定めて、しっかりした戦略を立てることで、徐々にタイアップするインフルエンサーの間口を広げていくことが重要です。

    有名なインフルエンサーからマイクロインフルエンサー、必要であれば有名セレブとタイアップすることもあるかもしれませんが、最適な戦略を選ぶことでインフルエンサーマーケティングキャンペーンに適したタイプのインフルエンサーを知り、正しいタイミングで効率的にキャンペーンを展開することが可能です。

    参考:Tapinfluence:The Rise of Micro-Influencers https://www.tapinfluence.com/blog-rise-micro-influencers/
    CNBC:http://www.cnbc.com/2016/08/25/social-media-micro-influencers-a-target-for-marketers-via-castingasia-platform.html
    Adweek:http://www.adweek.com/socialtimes/brandnew-io-francis-trapp-guest-post-micro-influencers/639609
    Forbes:http://www.forbes.com/sites/rebeccasuhrawardi/2016/08/30/digital-marketing-strategy-and-the-rise-of-the-micro-influencer/#73a6cdba642e

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