ECサイトによるインフルエンサーマーケティング事例4選

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オンラインストアも最初は無名なものがほとんどです。宣伝が上手くいかなければアクセスにも売り上げにも繋がらず、閉鎖せざるをえないECサイトも少なくありません。また、実際に手に取って商品を確かめられないネットショッピングの不安を払拭するためにも、インフルエンサーによる信頼度の高い口コミが重要となってきます。

そこで今回は、インフルエンサーマーケティングを取り入れて成果をあげている「Society6」「Craftsvilla」「ASOS」「ThredUP」といった4つのECサイトのインフルエンサーマーケティング事例について紹介します。

 

目次

    1. Society6によるインフルエンサーマーケティング
    2. Craftsvillaによるインフルエンサーマーケティング
    3. ASOSによるインフルエンサーマーケティング
    4. ThredUPによるインフルエンサーマーケティング
    5. ECサイトだからこそできる戦略とは?

 

 

Society6によるインフルエンサーマーケティング

アーティストが様々な製品を通じて芸術作品を販売できるECサイト「Society6」は、サイトの認知度を高めたいと考えていました。Society6は非常に幅広い製品を提供しているため、ターゲットとなる層も同様に幅広くなっています。

そこでSociety6のインフルエンサーマーケティング担当者は、ミレニアル世代のファッション好きな女子大生インフルエンサーとタイアップすることが最善であると判断したため、ミレニアル世代をメインターゲットに決定しました。そこで21人の女子大生インフルエンサーとタイアップし、24のコンテンツが作成・公開されています。

例えば10万人以上のユーザーがいるYouTuberのKatheroutさんは、大学に在籍する女性たちが寮の部屋を飾るのに使えるユニークなSociety6の商品をハイライトした動画を作成しました。彼女らは生活する空間をパーソナライズするのに役立つ製品のアイデアを求めていたため、他の多くの女子大生にも共感が得られると考えたのです。

    1. https://www.youtube.com/watch?v=SJ4G-dYMrCY

作られた動画は、
・再生数100万回以上
・5.68%のエンゲージメント率 を記録し、今回のインフルエンサーマーケティングキャンペーンの成功に大きく貢献しました。

Society6が女子大生にフォーカスしたように、不特定多数の人々にリーチすることを考えるよりも、インフルエンサーマーケティングではターゲットを絞って戦略を考えることが大切です。

おすすめ記事:ミレニアル世代をターゲットとしたインフルエンサーマーケティング

    1. https://lmnd.jp/blog/millennial-influencer-marketing

Craftsvillaによるインフルエンサーマーケティング

「Craftsvilla」は、インド発祥の有力なECサイトです。主に、エスニックやヴィンテージ物、手作りのジュエリーや服飾・アクセサリーなど、ユニークで豊かな多様性に特化した、オーガニック製品を販売しています。

Craftsvillaが行ったインフルエンサーマーケティングキャンペーンのメインゴールは、ファッションインフルエンサーとタイアップして、ブランドの認知度を高めることでした。

Craftsvillaは、インフルエンサーマーケティング企業の「Influencer.in」と提携し、ソーシャルメディアで巨大な存在感を放つ22人のファッションインフルエンサーとタイアップしています。2016年の7~8月にAakriti Ranaさん、Anshita JunejaさんやGia Kashyapさんなどのインフルエンサーとキャンペーンをスタートしました。

タイアップしたインフルエンサーたちは、TwitterやInstagram、個人のブログで「#LatestSeLatest」というハッシュタグを使用し、Craftsvillaで販売されている衣服やジュエリー、工芸品が写った写真を投稿しました。

結果として、
・投稿に数千もの「いいね!」とコメントを獲得
・数百万人のオーディエンスにリーチ
一躍、Craftsvillaの名前がECサイト業界に知れ渡ることになりました。

インフルエンサーマーケティングの出現とともに、単なるコミュニケーションツールとしての枠を越えてソーシャルメディアは進化しました。SNSは今後も進化し続け、インフルエンサーマーケティングは様々な広告を上回ると考えられます。Craftsvillaのように、消費者と直接関わるために、インフルエンサーマーケティング戦略を使用するブランドは年々増えています。

 

ASOSによるインフルエンサーマーケティング

「ASOS」は、世界的な美容とファッション製品を扱うECサイトです。主に若者向けの商品を販売しており、本部はロンドン中心部のカムデン・タウンにあります。ECサイト界の大手であるASOSは「顧客と本物のコミュニケーションを取りたい」と考えていました。そこで「ASOSインサイダーズ」を通して、その希望を実現しています。

「ASOSインサイダーズ」とは、ASOSの服を投稿するインフルエンサーたちのコミュニティです。タイアップしたインフルエンサーはASOSの服を着用した自身の写真をインスタグラムに投稿し、ポストを見た人がすぐに購入できるリンクが含まれていました。この「インサイダー」は、ほとんどがファッションやライフスタイルのインフルエンサーであるため、ASOSは大金を費やすことなく、キャンペーンで大きなリーチ数を獲得することができました。

上記のインフルエンサーマーケティングキャンペーンは、ASOSに驚異的な働きをもたらしました。インサイダーたちはインスタグラムだけでなく、Pinterest、Twitter、SnapchatなどでもASOSを拡散し、このインフルエンサーたち自身にも数千人のフォロワーが生まれました。

ASOSインサイダーによるインフルエンサーマーケティングキャンペーンの主な焦点は、オーガニック・フォローと長期的なエンゲージメントです。適切なインフルエンサーを見つけることで、ASOSは目標通り顧客との「本物のコミュニケーション」を可能にし、インフルエンサーマーケティングキャンペーンのエンゲージメント率を高めることに成功しました。

おすすめ記事:有名ブランドが必ずやってる!ファッションインフルエンサーマーケティングアイデア10選 前編

    1. https://lmnd.jp/blog/famous-brands-fashion-influencer-marketing-ideas-1

 

ThredUPによるインフルエンサーマーケティング

ThredUPは最大級の委託販売ECサイトです。 スリフトストアとは、寄付によって集めた服や家具などを再販し、その収益を慈善活動や寄付に当てる店をさします。インフルエンサーの助けを借りて認知度を高め、売り上げを改善したいと考えていた同社の目標は、人々がしばしば金銭的に苦しい時期である「休暇期間後」にキャンペーンを展開することでした。

ThredUPは、インフルエンサーマーケティング企業の「Reelio」と協力して、目的の時間帯にターゲットオーディエンスにリーチする「素早くハイクオリティなインフルエンサー動画」を作成しました。わずか4週間で15本ものインフルエンサー動画が作成され、幅広いリーチの獲得に成功しています。

ThredUPがタイアップしたインフルエンサーの一人である「Naturally Thrifty Mom」によって作成された動画の内容をまとめると、
・インフルエンサーが実際に「ThredUP」で衣類を注文
・中身を開け、包装や、領収書の有無を紹介
・実際に着用して見せる
・メーカー希望小売価格と「ThredUP」での価格比較を表示
・クーポンコードを紹介する、という顧客が実際に注文して受け取るにあたってわかりやすい説明動画となっています。

今回のキャンペーンで作成されたインフルエンサービデオによって、
・36万4000回以上の再生数
・200万回を超える予測インプレッションが発生
といった成果がありました。

こういった動画によるインフルエンサーマーケティングも、ターゲットオーディエンスに関わる非常に効果的な方法だと考えられます。

 

おすすめ記事:2020年のインフルエンサーマーケティングトレンド12選【前編】

    1. https://lmnd.jp/blog/influencer-marketing-trend-2020-part1

ECサイトだからこそできる戦略とは?

ECサイトにおいても、インフルエンサーマーケティングが大きな効果を生んでいることが分かりました。インターネットで商品を購入する人は年々増えているため、同じく利用者数が増加していくSNSを利用したインフルエンサーマーケティングは相性がいいと考えられます。

上記で紹介した事例のように、
・ショップに適したインフルエンサーを選ぶ
・インフルエンサーマーケティングのターゲット層は販売したい商品ごとに絞る
・キャンペーンの展開する「時期」を考える
・インフルエンサーの投稿に購入リンクを貼る
といった戦略で、インフルエンサーマーケティングの成果をさらに上げることが可能です。

また、インフルエンサーによるECサイト利用体験動画は非常に優れた戦略です。実際に入店して購入する場合とは違い、手に取って商品を確かめられないネットショッピングにおいて、インフルエンサーによる等身大の紹介はとても役立つ情報だからです。また、商品だけでなく、ショップの対応や包装の美しさなどもわかりやすく見ることが出来るため、こういった動画はECサイトによるインフルエンサーマーケティングに欠かせないものになっています。

 

参照:https://influencermarketinghub.com/8-influencer-marketing-case-studies-with-incredible-results/
https://www.grin.co/blog/8-influencer-marketing-case-studies-with-unbelievable-results
https://blog.ometria.com/why-we-cant-get-enough-of-asos-insiders
https://influencermarketinghub.com/11-influencer-marketing-campaigns-to-inspire-you-2018/

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