費用対効果抜群の「オーガニックインフルエンサーマーケティング」とは?

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NielsenのGlobal Trust Reportによると、「インフルエンサーのオンラインでの発言を信じる」と答えた人は消費者の46%もいるようです。

インフルエンサーマーケティングはまだ新しい戦略と考えられていますが、多くのブランドがすでにマスターし、恩恵を受けています。実際、インフルエンサーマーケティング戦略を採用しているほとんどの企業で、マーケティングにおけるROIが7倍に向上しています。

全世界のブランドは2017年だけで、自社製品やサービスをオンラインで宣伝するため、インフルエンサーに20億ドル以上を費やしました。インフルエンサーマーケティングにかけられるコストは、2020年までに100億ドルに達すると予測されています。

今回は、費用対効果抜群のオーガニックインフルエンサーマーケティングについて考察します。


目次

  1. オーガニックインフルエンサーマーケティングは中小企業向け?
  2. インフルエンサーvsブランド支持者vsオーガニックインフルエンサーマーケティング
  3. オーガニックインフルエンサーマーケティング:Natalie Portmanの事例
  4. インフルエンサーマーケティングからオーガニックインフルエンサーマーケティングに移行する理由
  5. まとめ

  6. オーガニックインフルエンサーマーケティングは中小企業向け?

    インフルエンサーマーケティング戦略はほとんどの場合成果を上げますが、非常に高額になるケースもあるので注意が必要です。

    中小企業にとっては、TwitterやInstagramの投稿に何千ものお金を費やすことはできません。なので、小さなブランドは人気の有名インフルエンサーには依頼できない可能性もあります。実際、予算がまったくなければいかなる種類のインフルエンサーともタイアップするチャンスはないかもしれません。

    では、中小企業はどのようにしてインフルエンサーマーケティングを開始すればいいのでしょうか?解決策は、オーガニックインフルエンサーマーケティング戦略を練ることです。ここでの目的は、インフルエンサーに報酬を支払うことなく、ブランドの宣伝をしてもらうことです。

    これはブランドアドボカシーマーケティングに非常に似ているように思えるかもしれません。ブランドアドボカシーマーケティングとは「ブランド支持者」つまりファンのことであり、ブランドの支持者を増やしたり、長期的な信頼関係を築くマーケティングのことです。

    オーガニックインフルエンサーマーケティングとブランドアドボカシーマーケティングには重要な違いがいくつかあります。


    インフルエンサーvsブランド支持者vsオーガニックインフルエンサーマーケティング

    オーガニックインフルエンサー戦略が自身のビジネスに適しているかどうか知るためには、インフルエンサー、ブランド支持者、オーガニックインフルエンサーの違いを理解する必要があります。

    それぞれについて詳しく見ていきましょう。

    インフルエンサー:インフルエンサーとは、多くの場合ニッチ市場に特化しているソーシャルメディアコンテンツの制作者です。インフルエンサーは通常、ブランドを宣伝することで報酬を得たりその他の恩恵を受けています。

    「インフルエンサー」には主にマクロとマイクロの2種類があります。

    マクロインフルエンサー:マクロインフルエンサーは、有名セレブであったり人気の高いソーシャルメディアユーザーであり、数万人~数百万人のフォロワーがいます。その高い需要と市場価格のために、小さなブランドはタイアップすることが難しいでしょう。

    マクロインフルエンサーによるキャンペーンの例として、L’Oréal社と有名モデルのStefanie Giesingerさんとのパートナーシップが有名です。

    マイクロインフルエンサー:マイクロインフルエンサーは平均1万人以下のフォロワーを持つ「一般の人々」のことを指します。フォロワーの量よりも投稿の質を重視することが多いニッチ市場のブランドは、マイクロインフルエンサーとタイアップすることが望ましいでしょう。

    ブランド支持者:ブランド支持者とは、そのブランドについて絶賛しているオンラインコミュニティの人々です。ブランド支持者には、必ずしも影響力があるわけではありません。彼らはブランドのコンテンツを共有し、コメントやレビューを書いて、ブランド支持者同士でシェアしてくれる「能動的な顧客」といった存在です。お金や報酬をもらうことを目的とせず投稿やシェアを行ってくれるブランドのファンが、ブランド支持者と考えていいでしょう。

    イギリスの飲料ブランド「Innocent Drinks社」はブランド支持者による堅固なコミュニティを持っています。同社のファンは、ブランドと定期的にやり取りすることを目的として、投稿を支持したりシェアしてくれます。

    インターネット広告局が行った調査によると、消費者の90%がソーシャルメディアでのやり取りの後にブランドを推薦したり、商品を購入することが明らかになっています。このことからも、ブランドがフォロワーとソーシャルメディアで相互にやり取りを行うことは非常に重要であることがわかります。


    オーガニックインフルエンサーマーケティング:Natalie Portmanの事例

    オーガニックインフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーをブランド支持者に変えた結果です。インフルエンサーに、真に自社ブランドやサービスを気に入ってもらい「ブランド支持者」となってもらうことで、見返りを期待することなくブランドの商品やサービスを宣伝してもらえます。

    Instagramのオーガニックインフルエンサーマーケティングの一例を紹介します。 女優のNatalie PortmanさんはInstagramで彼女のファンに向けて、「自身は出演していないとある映画」を賞賛する投稿を行いました。映画のプロデューサーは当然、この投稿に支払いは行っていませんし、彼女に映画をおすすめするよう頼んだこともありません。Natalie Portmanさんは真にこの映画のファンであるため、自身の愛をオーディエンスに伝えた結果、この映画は一躍有名になりました。

    一度、古典的なインフルエンサーマーケティングから離れて、オーガニックインフルエンサーマーケティングを試してみるべきなのか考えてみましょう。


    インフルエンサーマーケティングからオーガニックインフルエンサーマーケティングに移行する理由

    大物インフルエンサーとタイアップして大金を支払えば、自社のキャンペーンに目を見張るような効果を与える可能性があるでしょう。しかし、オーガニックインフルエンサーマーケティングには無視できない大きなメリットが2つあります。

    1.費用対効果が高い

    Natalie Portmanさんが映画に言及した投稿は12万以上のいいねを獲得しました。しかし、彼女に報酬が支払われるわけではありません。有名インフルエンサーのKardashian一家がブランドに言及する時には莫大な費用が発生しますが、それとは異なり無料で効果を得ることができています。

    2.嘘のない投稿である

    オーガニックインフルエンサーマーケティングの全体的なポイントは、嘘がない投稿であることです。ブランドとタイアップしたインフルエンサーは製品やサービスをまったく気に入らなかったとしても、報酬を得ている以上、多少はブランドに有利な言葉を投稿するでしょう。

    そうではなく、オーガニックインフルエンサーマーケティングは嘘偽りのない投稿であることがポイントです。

    インフルエンサーにブランドを好いてもらうためにまずは、ブランドと関わりたいインフルエンサーと真摯に対話することからはじめましょう。

    おすすめ記事:インフルエンサーをブランド支持者に変えるための4ステップ


    まとめ

    インフルエンサーとブランドが対話するというプロセスが双方にとって有益な理由は2つあります。
    ・ブランドは無料で露出を増やすことができる
    ・インフルエンサーは自身のオーディエンスに、価値あるものをシェアできる

    ただし、オーガニックインフルエンサーマーケティング戦略は、簡単に行えるものではありません。綿密な計画を練ったとしても、うまくいかない可能性もあります。

    インフルエンサーとの真実の信頼関係を築くのは一朝一夕では行えないことです。そのためには時間とエネルギーを要し、そして多くの能力を必要とします。しかしインフルエンサーやオーディエンスとの日常的な関係や相互作用によって、自社ブランドの評判とイメージは異なっていきます。

    一日の終わりには、インフルエンサーと偏りのない対話を行うことで、信頼関係を徐々に構築していくことができるでしょう。オーガニックインフルエンサーマーケティングを成功させるためには、焦らずにじっくりと自社に合ったインフルエンサーとの絆を深めるよう努力することが重要です。



    参考:https://mention.com/blog/influencer-brand-advocates/

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