シューズ業界のインフルエンサーマーケティング事例4選

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インスタグラムでも魅力的なルックスのシューズが多数宣伝されている昨今ですが、シューズ業界もインフルエンサーマーケティングキャンペーンを取り入れています。

ハイブランドのフェラガモのようなファッションブランドが高価格なシューズを販売する事例ではなく、今回はワークブーツのCATといったシューズのみのブランドが展開したインフルエンサーマーケティング事例について紹介します。

各ブランドのタイアップしたインフルエンサーやアプローチ、インフルエンサーマーケティングキャンペーン後の結果などと併せて詳しく見ていきましょう。

目次

  1. Rubino Shoes社のブラックフライデーキャンペーン
  2. CATはハッシュタグを巧みに利用してUGCを促進
  3. Sperry社は自社ブランド製品の写真を投稿したことがあるユーザーとタイアップ
  4. Moda in Pelle社のピンクフライデーキャンペーンとは?
  5. まとめ
  6. Rubino Shoes社のブラックフライデーキャンペーン

    「Rubino Shoes」は、ケベック州に本拠地を置く大手シューズブランドです。家族経営で25年以上の歴史を持つRubino Shoes社は、優れた品質の老若男女向けのシューズを幅広い品揃えと良心的な価格で提供しています。

    2019年のインフルエンサーマーケティングキャンペーンでRubino Shoes社は、ケベック州に拠点を置く10人のインスタグラムインフルエンサーとタイアップしました。

    ゴール
    Rubino Shoes社のインフルエンサーマーケティングキャンペーンは、ブラックフライデーのホリデーセール期間を中心に、認知度と売り上げアップを促進することが主なゴールです。また、Rubino Shoes社はファッションに敏感なミレニアル世代のライフスタイルに適応するような製品提供を継続的に拡大することをブランドメッセージとしてインフルエンサーマーケティングキャンペーンの中で伝えています。

    アプローチ
    Rubino Shoes社はインフルエンサーマーケティングを展開するにあたって、適切なオーディエンスを確保するために、メッセージを明確に伝え、コンテンツの品質が高いだけでなく「ターゲットオーディエンスに関連性の高いコンテンツ」を作成できるインフルエンサーを選択しました。シームレスなパートナーシップのためにRubino Shoes社のブランドライフスタイルとペルソナがタイアップ相手にも反映されています。

    タイアップしたインフルエンサーは、学生からダンサー、公認会計士、さらにはママブロガーに至るまで、人生とキャリアのさまざまな段階にある幅広い層のインフルエンサーです。各インフルエンサーがそれぞれの分野でさまざまな役割を果たしたことによってコンテンツにリーチするオーディエンスの範囲が広がりました。Rubino Shoes社が提供するコンテンツは、販促期間中に利用可能なクーポンといった選択肢を伝えるというキャンペーンの目標に直接関連し、ますます競争が激しくなるホリデーシーズンに話題を生み出します。

    Rubino Shoes社は各インフルエンサーに、それぞれ異なるアプローチで3つのインスタグラムストーリーを作成するよう依頼しました。

    それぞれのストーリーは、
    Rubino Shoes社とはどんなブランドか
    ・ブランドの製品、サービス内容
    ・ブラックフライデーを取り巻く数週間の間に利用可能なプロモーション価格
    ・Rubino Shoes公式Webサイトへのリンク
    ・各インフルエンサーが選んだ靴の写真を含む独自の投稿
    です。

    結果
    今回のインフルエンサーコンテンツにより、オーディエンスのライフスタイルと製品との関連性が高くなったため、オーディエンスはインフルエンサーの投稿から直接購入しやすくなりました。

    2週間にわたるRubino Shoes社のブラックフライデーインフルエンサーマーケティングキャンペーンは、ブランド認知度を高め、ケベック州の大都市圏全体で靴ブランドとして評判を呼ぶことに成功しました。

    タイアップしたマイクロインフルエンサーたちは、平均6%のエンゲージメント率を生み出しています。コンテンツの品質と各インフルエンサーのフォロワーとの関連性を高めた結果、Rubino Shoes社のインフルエンサーマーケティングキャンペーンは業界平均エンゲージメント率の5%を超えることができました。

    合計いいね数:9113件
    合計コメント数:221件
    合計リーチ数:19万4900
    リンクのクリック数:664回
    ステッカータップ数:4246回

    CATはハッシュタグを巧みに利用してUGCを促進

    米国のワークシューズブランド「CAT FOOTWEAR」は、3月に新製品のINTRUDERというスニーカーをリリースしました。INTRUDERは、CATの主力製品である「Caterpillar」にインスパイアされたスニーカーです。

    CATのインフルエンサーマーケティングキャンペーンにおける挑戦は、
    ・ブランドへの信頼性
    ・CATのデザインセンスへの信頼性
    ・Caterpillarブランドストーリーとインフルエンサーとの関連性
    上記3つを生み出すことにより、新製品を「汚いけどかっこいいお父さんのスニーカー」というシューズ業界のトレンドから差別化することでした。

    CATは、新製品スニーカー「INTRUDER」のビジュアル的特徴を活かしたインフルエンサーマーケティングを開始し、タイアップしたインフルエンサーには「INTRUDER」が贈られています。インフルエンサーたちは贈られたスニーカーの写真と一緒に、自身の人生の中で起こった障害を突破した方法などについて個人的なストーリーを語ったコンテンツを作成し、ハッシュタグ「#IntruderAlert」を付けてシェアしました。

    CATのインフルエンサーマーケティングキャンペーンの結果、インフルエンサーのオーディエンスである多くの男女が#IntruderAlertのストーリーを共有して、それぞれがどのようにこれまでの人生で限界や障害を突破したかをUGC(ユーザー作成コンテンツ)として投稿しました。

    タイアップしたインフルエンサーはモデルのNatalie Off DutyさんやFrancis Kennethさん、Sasha HartさんやDenny Balmacedaさんなどで、インフルエンサーによる投稿は73ポスト以上ありました。

    結果

    インフルエンサーマーケティングキャンペーンによってリーチ数は680万を超え、CATのインスタグラムは1ヶ月間で8%以上もフォロワー数が増加しました。

    発売後最初の10日程度の間に、INTRUDERのみで140件の予約注文と35,000ドル以上の売り上げが達成されました。
    INTRUDERのランディングページは、公開後わずか10日間でブランドのホームページを超える16万9,427ページビューを記録しています。

    Sperry社は自社ブランド製品の写真を投稿したことがあるユーザーとタイアップ

    ボートシューズブランドの「Sperry社」は、インスタグラムで100人以上のマイクロインフルエンサーとタイアップしました。Sperry社は、自社ブランド製品のハイクオリティな写真を過去に投稿しているインスタグラムユーザーを特定することからインフルエンサーマーケティングキャンペーンをはじめています。

    Sperry社製品の写真を投稿したことのあるインスタグラムユーザーは、Sperry社公式のインスタグラムアカウントのビジュアルコンテンツ開発パーティーに無料で招待されました。

    インフルエンサーマーケティングキャンペーンでは、
    ・標高の高い場所
    ・エキゾチックな場所
    ・風光明媚な場所
    といった場所のどこかでSperry社製の靴を履いた人々が撮影された写真をインスタグラムに投稿してもらうよう、マイクロインフルエンサーに依頼しました。

    写真を撮影してもらう場所の雰囲気のみを指定して、あとはタイアップしたインフルエンサーにコンテンツ作成を託すことによって、各マイクロインフルエンサーの個性を自由に表現してもらうことができます。そうすることで、マイクロインフルエンサーのファンが求めているコンテンツを提供でき、その結果エンゲージメント率アップという結果に繋がりました。

    Moda in Pelle社のピンクフライデーキャンペーンとは?

    英国のリーズに本拠を置くシューズブランド「Moda in Pelle社」は、乳がん慈善団体であるピンクリボン機構を支援するインフルエンサーマーケティングキャンペーンを展開しました。

    Moda in Pelle社は、英国全体で「The Pink Ribbon Foundation(ピンクリボン機構)」に最大5万ポンドを寄付するのに十分な収益を、5月のバンクホリデー期間中に上げることをゴールに設定しています。

    Moda in Pelle社はインフルエンサーマーケティング企業であるVisualsoft社と協力して、「ピンクフライデーキャンペーン」を開始しました。ピンクフライデーキャンペーンとは、Moda in Pelle社のシューズを50%オフで顧客に提供し、全売上の5%を寄付する週末限定のキャンペーンです。

    Moda in Pelle社のインフルエンサーマーケティングチームは、プロジェクトを促進するためのキャンペーンページを作成しました。このページには、チャリティー活動を紹介するランディングページと、すべての半額商品を強調するハッシュタグ付きの製品ページが含まれていました。

    また、ピンクフライデーキャンペーンのセール期間開始後、最初にピンクフライデーキャンペーンについてメンションした人が最大100ポンドの靴を無料で受け取れる店内プロモーションも行われていました。

    結果
    全体として、Moda in Pelle社はピンクフライデーキャンペーン全体で3,000人以上もフォロワーを獲得し、ブラックフライデーの週以外で過去最高の販売実績を達成しました。

    Moda in Pelle社のインフルエンサーマーケティングチームディレクターであるAnil Patelさんは、「ピンクリボンのチャリティーイベントへの反応は本当に驚異的でした。顧客と店員の両方がピンクフライデーキャンペーンに心から賛同したため、このキャンペーンは成功しています。このインフルエンサーマーケティングキャンペーンで人々の生活に変化をもたらしたことは明らかでした。」と語っています。

    まとめ

    今回は、シューズ業界のインフルエンサーマーケティングキャンペーン事例を4つ紹介しました。

    今回の事例では、インフルエンサーマーケティングキャンペーンにおいて重要なのは、自ブランドのブランドメッセージを信じて伝えていく姿勢であることがわかります。

    例えば、Moda in Pelle社は、自社のファッション性に自身を持っているため販売促進を成功させただけでなく、身近な慈善団体に還元するプロジェクトに取り組んだ素晴らしい心を持ったブランドでした。

    現在、シューズ業界のような小売業は厳しい環境におかれていますが、インフルエンサーマーケティングキャンペーンを正しく展開すれば、目に見えて著しい成長を遂げられる業界でもあります。

    そのためには今後、より斬新なインフルエンサーマーケティング戦略を考えて取り組むことが大切ですが、ブランドに適したインフルエンサーとタイアップすることが最も成功に繋がる可能性を高めます。

    参考:https://66agency.com/blog/case-study-rubino-shoes-black-friday-campaign/
    https://amp3pr.com/case-study-cat-footwear-influencer-campaign/
    https://internetretailing.net/themes/themes/case-study-shoe-retailers-social-campaign-triggers-sales-and-charity-success-20088

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