大手5ブランドの成功事例から学ぶスポーツインフルエンサーの見つけ方

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インフルエンサーマーケティングはスポーツ業界でも広く利用されているマーケティング戦略です。

・スポーツウェアやスポーツシューズなどのブランド
・スポーツ選手向けの道具を作るブランド
・スポーツ選手向けの食べ物や飲み物を作るブランド
・スポーツ自体とはほとんど関係のないファッションや化粧品のブランド
上記のような企業もアスリートやトレーナーによる影響力に注目し、インフルエンサーマーケティングに取り掛かっています。

スポーツ関連ブランドの事例に加えて、スポーツとは直接関連のないブランドによるスポーツインフルエンサーとのタイアップ事例を紹介していきます。


目次

  1. Nike社のビデオコンテンツ戦略
  2. Adidas社のリオオリンピックキャンペーン
  3. Under Armour社
  4. Gillette Venus社
  5. Smuckers Uncrustables社
  6. スポーツインフルエンサーを見つける方法
  7. まとめ

  8. 1.Nike社のビデオコンテンツ戦略

    Nike社は、スポーツウェアやスポーツ用品の製造と供給において世界的に有名な企業です。2017年には、世界で340億ドル以上もの利益を出しています。しかしNike社はただ単に世界の主要ブランドの一つなだけではなく、インフルエンサーマーケティングのトップカンパニーでもあります。同社は、有名人とソーシャルインフルエンサーの両方と協力して、商品を宣伝するためのキャンペーンをいくつか行っています。

    Nike社は、スポーツシューズ「Air Vapormax」の新シリーズを宣伝する際、有名なYouTubeチャンネル「What’s Inside?」とタイアップすることを決定しました。「What’s Inside?」は父親とその息子という親子YouTuberによって運営されているチャンネルで、2つのチャンネルで約600万人のチャンネル登録者数を獲得することができました。

    キャンペーンのために、このインフルエンサーは一連の動画を7つ作成し、Nike社のブランドのメッセージを両方のチャンネルで投稿しました。

    彼らは、
    ・オリジナルの「What’s Inside?」チャンネル
    ・vlogとQ&Aを作成するための「FAMILYチャンネル」
    ・「Nike Air Vapormax」の情報をカットして視聴者に何を紹介するか当ててもらうビデオ
    上記のような動画コンテンツを制作しました。

    上記の動画だけで、
    ・360万回以上の再生回数
    ・32,000人のいいね
    を獲得しています。

    また「The Nike Trip」というチャンネルの動画再生リストは50,000以上の再生回数を記録しています。そしてこのキャンペーンは、Nikeからの新しい「Air Vapormax」の販売ラインが盛り上がる大きな手助けになりました。


    2.Adidas社のリオオリンピックキャンペーン

    Adidasドイツ社は、スポーツウェア市場の活性化に向けたコンテンツを作成したいと考え、2016年のリオオリンピック期間にインフルエンサーマーケティングキャンペーンを開始しました。同社はより多くの人々がオリンピックに興味を示すよう促すために、トップのソーシャルインフルエンサーとタイアップしました。このインフルエンサーキャンペーンでは、主に若い女性をターゲットとしていました。

    このキャンペーンのために、Adidas社は20人のトップインフルエンサーをリオに派遣しました。このチームには、ファッションブロガーや有名モデルが含まれていました。例えばドイツの次世代トップモデルで有名インスタグラマーのLena Gerkeさんなどがインフルエンサーチームの一員でした。

    リオでインフルエンサーチームは、オリンピックへの注目を集めるためのソーシャルメディアコンテンツを制作しました。彼らは、Instagram、Snapchat、Facebookという3つのソーシャルプラットフォームで数百万人のオーディエンスに向けてコンテンツをシェアしました。

    このソーシャルメディアのコンテンツは、リオオリンピックの大きな話題となり、5400万人以上のドイツ人がオリンピックを観戦することに繋がりました。このことからも、Adidas社のインフルエンサーマーケティングキャンペーンは成功を収めたことがわかります。


    3.Under Armour社

    フィットネスとスポーツウェアのブランド「Under Armour社」は、バスケットボール選手のKobe Bryantさんやサッカー選手のCristiano Ronaldoさんといったスポーツインフルエンサーとタイアップして、インフルエンサーマーケティングを成功させています。

    また、
    ・2014年から4年間、テニスプレヤーのAndy Murrayさんとタイアップ
    ・バレリーナのMisty Copelandさんとタイアップ
    といったように、Under Armour社は多くのスポーツ選手とパートナーシップを結ぶことで、インフルエンサーマーケティングに着手しています。


    4.Gillette Venus社

    カミソリブランドの「Gillette Venus社」は、ご存じの通りスポーツを主体としたブランドではありません。しかしGillette Venus社は2016年の夏季オリンピックで体操選手のGabby Douglasさんとタイアップしました。

    同社は女性のスポーツ選手であるGabby Douglasさんに自社製品のカミソリを使用して無駄毛処理をした感想をインタビューすることで、インフルエンサーマーケティングキャンペーンを成功させています。


    5.Smuckers Uncrustables社

    Smuckers Uncrustables社はおやつ感覚で食べられるサンドイッチを製造するブランドです。

    スポーツインフルエンサーマーケティングとは関係のない製品に見えるかもしれませんが、Smuckers Uncrustables社は2016年の夏季オリンピックでビーチバレー選手のApril Rossさんとタイアップし、彼女に自社製品の丸いサンドイッチで作ったメダルをプレゼントして、その写真をツイートしてもらいました。

    また、2011年にはフィギュアスケーターのKristi Yamaguchiさんとタイアップして、スケートと育児で忙しいお母さんである彼女が同社のサンドイッチをいかに気に入ってるかをインタビューすることで、インフルエンサーマーケティングを成功させました。


    スポーツインフルエンサーを見つける方法

    適切なスポーツインフルエンサーを見つけてタイアップするには、
    ・自分で検索してインフルエンサーを直接見極める
    ・スポーツインフルエンサーマーケティングプラットフォームを利用する
    があげられます。上記について紹介します。

    ・自分で検索

    選択肢の一つとして、自分でソーシャルメディア内から検索することが挙げられます。まずInstagramやYouTubeなどのSNSを選び、次に自社製品に関連するものやコネクトしたいスポーツに関連するハッシュタグを検索します。v

    すると、そのハッシュタグを使用している人のリストが表示される可能性があります。その人々はアスリート選手かもしれないし、インフルエンサーかもしれないし、そうでないかもしれません。なので次に、その人のフォロワー数とエンゲージメント率をチェックして投稿にいいねやコメントを投稿している人の数を確認し、インフルエンサーかどうか見極めます。

    この時に重要なのは、見つけたインフルエンサーが投稿するものにも注意を払うことです。
    ・1つのスポーツやフィットネスプログラムに集中して投稿しているか?
    ・他の話題についてばかり投稿していないか?
    ・フォロワー数は多いのにエンゲージメント率が低くないか?
    ・フォロワー数は少なくてもエンゲージメント率は高いか?
    上記のことを細かく確認して、自社製品と関連性が高いインフルエンサーを見つけ出すことが成功につながる鍵となります。

    ・スポーツインフルエンサーマーケティングプラットフォーム

    スポーツインフルエンサーを見つけるもう一つ方法は、スポーツインフルエンサーマーケティングプラットフォームを使用することです。多くのプラットフォームやマーケットプレイスでは、さまざまなニッチな分野のインフルエンサーが登録されているため、素早く適切なインフルエンサーを見つけ出せる可能性があります。

    インフルエンサーマーケティングプラットフォームを使用すると、お金を支払う代わりに自身で検索するよりも合理的に進めることができます。ブランドのニーズに合ったインフルエンサーを見つけ出しやすいように、フォロワー数やエンゲージメント率でソートすることや、ジャンルに分けて見ていくことも可能です。


    まとめ

    誰もに尊敬される存在であるスポーツインフルエンサーやアスリートとのパートナーシップは、ブランドにとって重要なマーケティング戦略につながります。

    しかしNikeやAdidasのような超大手ブランドでなければ、有名なスポーツ選手といきなりタイアップすることは難しいでしょう。さらに言うと、超大手ブランドでさえプロアスリートとのパートナーシップは簡単に結ばない可能性もあります。なぜなら、プロアスリートとスポンサー契約を結ぶギャラがタレントよりも高額な場合が多いからです。

    TVに出るほど有名ではないプロアスリートや、スポーツトレーナーでSNSをやっている人たちでも、タイアップすることでインフルエンサーマーケティングを成功させることが可能です。そのためには、自社ブランドとの関連性が高く、長いパートナーシップを結べそうなスポーツインフルエンサーを見つけ出すことが、最も重要であると考えられます。


    参考:https://izea.com/2018/06/06/sports-influencer-marketing/ 
    https://pmyb.co.uk/top-3-german-influencer-marketing-case-studies/ 
    https://influencermarketinghub.com/8-influencer-marketing-case-studies-with-incredible-results/ 

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