インフルエンサーは受け身で企業のキャンペーンに参加しているだけではない。
彼らは真のパートナーであり、彼らのアイデアや処理能力など多くの価値をキャンペーンに与えてくれる。
今回は、米インフルエンサーマーケティング会社tapinfluenceが、レシピ開発者であり、ビデオ制作者であり、母でもあるブロガー・Amy Flaniganに行った取材内容を紹介する。
ブログを始めたきっかけは「ママ会」
Amyは、最初の子供が生まれてすぐにママ会に参加するようになったと話す。
彼女がママ会で料理を振る舞うと、ママ友がいつもレシピを教えて欲しいと頼むのだ。
彼女はこれに感銘を受けた。
ブログを始めるというアイデアは、彼女の夫・Paulの発案。
おむつを替える以外のはけ口が必要なのではないかと背中を押してくれたという。
企業が知っておくべきことはフォロワーは量より質ということ
企業がソーシャルメディアの「フォロワーの数」や「いいねの数」でインフルエンサーの良しあしを決めるのはいかがなものかとAmyは苦言を呈す。
フォロワーとのつながりの質を計るときに、そういった数値は重要ではないとAmyは考えている。
例えば、あるインフルエンサーがFacebookで100万人のフォロワーを待っているとする、しかしフォロワーがそのインフルエンサーにすごく興味があってフォローしているわけではなかったら、莫大なフォロワー数もあまり意味をなさない。
反対に、2万人のフォロワーがいて、そのほとんどはインフルエンサーがどんなことをつぶやいているのか毎日見に来ているようなファンだとする。そういったインフルエンサーの方が、実際は耳を傾けてくれるファンが多い。
協力してプロモーションすることで効果が上昇
また、Amyは企業とインフルエンサーが互いに協力して製品のプロモーションをすることが重要になるとの考えを明かした。
ソーシャルメディア上でインフルエンサーにハッシュタグを使って製品のプロモーションを行うことを依頼するなら、同じように企業側もインフルエンサーをタグ付けすることが重要だとAmyは続ける。
製品のプロモーションにインフルエンサーを活用するなら、企業の所有するプラットフォームで、インフルエンサーが作成したコンテンツを紹介したらどうだろうか。
企業とインフルエンサーがお互いに協力してプロモーションをすることで、企業のメッセージがより強く伝わり、より多くの消費者にコンテンツが拡散される。
Amyはインタビューの中で、企業とインフルエンサーが協力してプロモーションを行う重要性を語った。
インフルエンサーが自由にコンテンツを作成できることは大事な戦略の1つ。
しかし、コンテンツの作成が完了した後はコンテンツを拡散するために協力することで、より多くの人の目に触れることができる。
インフルエンサーに任せるべき段階と、協力する段階の見極めが重要になる。
参考:tapinfluence:Influencer Spotlight: Amy Flanigan on Owning Your Blogger Brand https://www.tapinfluence.com/blog-influencer-spotlight-amy-flanigan-owning-your-blogger-brand/