トップブランドがインスタグラム・マイクロインフルエンサーとタイアップしたキャンペーン事例4選

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インスタグラムは、ハイセンスな画像を容易に作成できることやその使い勝手の良さから、インフルエンサーマーケティングと非常に相性が良いツールです。事実、インフルエンサーマーケティングエージェントMediakix社が実施した2019年の調査によれば、マーケターの89%が「インフルエンサーマーケティング戦略において、インスタグラムは他ソーシャルメディアプラットフォームのどれよりも重要な役割を担っている」と回答しています。

同時に、インフルエンサーマーケティングにおいて今勢いが増しているのが「マイクロインフルエンサー」たちです。マイクロインフルエンサーという概念は2017年に一躍有名となりましたが、2019年に入って再度注目度を集め、ピーク時にはマイクロインフルエンサーというキーワードの検索数が2018年の5倍にまで伸びました。

今回は、そんなインスタグラムとマイクロインフルエンサーを掛け合わせたキャンペーンにポイントを当てました。各業界で名の知れたトップブランド4社が展開する事例を4つご紹介します。

 

目次

    1. Forever21社のキャンペーン
    2. CVS Pharmacy社のキャンペーン
    3. Mattel社のキャンペーン
    4. Samsung社のキャンペーン
    5. まとめ

Forever21社のキャンペーン

世界的なファストファッションブランドとして知られるFoever21は、「多様化する現代女性にマッチするファションラインを提供することは、今やオプションではなく必須である」として、XL以上のサイズを扱った「Forever21 Plus」をサブブランドとしてリリース。これはブランドに8年前初登場して以来2度目のリリースで、その宣伝のためにインフルエンサーとタイアップしたキャンペーンを実施しました。

Arlette Jeanettのケース

プラスサイズ・ファッションブロガーのArlette Jeanettは、Forever21と長期に渡ってタイアップしているマイクロインフルエンサーです。インスタグラム・フィードにはそれぞれ異なるテーマによるショットが並んでおり、今回のキャンペーンでは、Forever21 Plusのファッションに身を包んだ彼女が青空と観覧車をバックに振り返るシーンを投稿しました。

ArletteはブランドForever21とサブブランドForever21 Plusの双方で活躍しているインフルエンサーであり、このことがブランドにポジティブなイメージを与えることに貢献しています。

・いいね!の数:4,465
・コメント数:100
・エンゲージメント率:23.1%

CVS Pharmacy社のキャンペーン

全米に展開している薬局チェーンのCVS pharmacy社は、薬剤以外にも幅広い生活用品やグッズを揃えており、シーズンに合わせた多種多様なグッズも取り扱っています。本キャンペーンでは春に行われるイースターグッズをアピールするため、インフルエンサーとタイアップした企画を実施しました。

Bethany Aroutunianのケース

Bethany Aroutunianは、ライフスタイル、ビューティー、トラベル、DIYなど幅広いジャンルで活躍するコンテンツクリエイターです。ホリデーなどのシーズンイベントがある季節になると購入グッズやホリデーに向けて準備する様子などを公開し、人気を集めています。

本キャンペーンでは、「CVS Phamacyでは、エッグハントの小物からデコレーションまでイースターで必要なものが何でも揃う。しかもどれもリーズナブルなの」とコメントし、グッズの豊富さと手頃さをアピール。また期間限定で$10のキャッシュカードがもらえることにも触れ、購買促進に貢献しました。

・いいね!の数:949
・コメント数:96
・エンゲージメント率:3.6%

Samantha Scottのケース

ママブロガーとして6万2,000人のフォロワーを持つSamantha Scottは、ホーム、トラベル、フード、ビューティーなどの分野で活躍するマイクロインフルエンサーです。CVS Phamacy社とタイアップした本キャンペーンでは、同社で購入したアイテムを使って子供用のイースターバスケットを作る様子をポストしました。イースターらしいパステルカラーが印象的なコンテンツに仕上がっているほか、CVS Phamacy社の取り扱うアイテムの豊富さと、それを使って作成できるイースターバスケットのアイディアを同時にオーディエンスにアピールした充実の内容となっています。

・いいね!の数:1,356
・コメント数:24
・エンゲージメント率:3.1%

Mattel社のキャンペーン

おもちゃブランドのMattel社は、コンパクト型ドールハウス「Polly Pocket」のプロモーションとして、マイクロインフルエンサーたちとタイアップしたキャンペーンを実施しました。Polly Pocketは1989年に発売されて以来、90年代の少女たちに支持されてきたコレクションです。ママ世代にとってもノスタルジーを感じさせるアイテムであり、子供とママの双方に働きかけるアプローチが行われました。

Peace Love And Mommyのケース

ママインスタグラマーとして活躍するPeace Love And Mommyは、2人の子供を中心としたコンテンツを多数発信しているマイクロインフルエンサーです。彼女は娘がPolly Pocketの新シリーズで遊ぶ様子とともに、自分が子供の頃お気に入りだったおもちゃを娘が今遊んでいるのは感慨深い、とコメント。11月のキャンペーンだったことから、クリスマスシーズンに向けたホリデーギフトとしてもおすすめであるとアピールし、購買促進に貢献しました。

・いいね!の数:626
・コメント数:21
・エンゲージメント率:4.1%

Always Be My Princessのケース

Always Be My Princessもまた、ママインフルエンサーとして活動するひとりです。彼女のインスタグラムフィードは主にライフスタイルとデザインアイディアであり、おもちゃに関するコンテンツはあまりありませんでしたが、子供とのライフスタイルという観点からPolly Pocketを紹介するコンテンツを作成しました。

本キャンペーンでは、Always Be My Princessの娘がPolly Pocketを持った画像と共に、自分の少女時代に思いを馳せるコメントを記載。同じ90年代のフォロワーたちと当時の思い出に花を咲かせるというナチュラルなアプローチで、Polly Pocketをアピールしました。

・いいね!の数:639
・コメント数:32
・エンゲージメント率:1.9%

Samsung社のキャンペーン

Samsung社は、新機種Galaxy S10のプロモーションとしてインフルエンサーキャンペーンを実施しました。タイアップしたマイクロインフルエンサーたちは、クリエイティブなコンテンツを通してGalaxy S10の機能性をアピール。特にハイクオリティな自撮りが実現する機種として宣伝しました。

Cristianのケース

メンズファッション、ライフスタイル、トラベルなどをテーマにコンテンツを発信しているCristianは、ナチュラルかつ効果的なアプローチを持ち味とし、数多くのトップブランドとタイアップしているインフルエンサーです。Samsung Mobileともパートナーシップを結び、クリエイティブゲストパートナーとしてブランドのイベントにも参加しています。

Galaxy S10のキャンペーンでは、新機能である低照度ライトモードを使用した自撮りを公開。雰囲気のあるハイクオリティな画像によって、Galaxy S10の性能を存分にアピールしました。

・いいね!の数:798
・コメント数:19
・エンゲージメント率:3.3%

Urška Ahacのケース

Samsung社が新たにタイアップしたスロベニアのUrška Ahacは、運動生理学の学生であると同時に大のスポーツファンというマイクロインフルエンサーです。このタイアップによって、Samsung社はスロベニアのオーディエンスにもアクセスできる手段を手に入れたことになりました。

本キャンペーンのコンテンツで、Urškaは「私はスマートフォンの機能の知識は全くないけど、自撮りのスキルはマスターしたわ!」とコメント。誰でも簡単に高性能の自撮りが撮れる機種であることをアピールしました。

・いいね!の数:426
・コメント数:9
・エンゲージメント率:3.7%

まとめ

セレブや芸能人に代表されるメガインフルエンサーに対し、マイクロインフルエンサーはよりフォロワーにとって身近に感じられる存在です。そのため、オーディエンスはマイクロインフルエンサーの発信するコンテンツに対して大きな信頼を寄せています。そんな彼らのメッセージを、視覚的に大きな効果をもたらすインスタグラムを通して発信したのが、今回ご紹介した4つの事例になります。

トップブランドが実施した今回のキャンペーンのように、「マイクロインフルエンサー×インスタグラム」というスタイルは、今後のインフルエンサーマーケティングの代表的なマーケティング例となっていくのかもしれません。

 

参考:https://mediakix.com/blog/micro-influencer-campaigns/

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