インフルエンサーの素晴らしいところは、人生を象徴しているということ。
テレビや雑誌でよく見るような人生だけじゃないという点が、フォロワーの心をつかんで離さない。
今回は、フォロワーの共感を呼ぶ自身の経験をシェアして、フォロワーと固い絆で結ばれているインフルエンサーを紹介する。
ブログ「KlassyKinks.com」を運営するブロガーで大学院生のIjeoma Ebohは、ヘアケアから長く続く関係を維持することや大学院を受験することまで、なまなましくリアルな日常をブログに記し、彼女がシェアしている考え方は人を惹きつけている。
ブログを始めたきっかけは書くことが得意で早く更新できるから
Ijeoma Ebohは、ブログを始める前にvlog(ビデオブログ)を始めたという。
彼女は大学生のときに縮毛矯正をかけることをやめて、ナチュラルに髪質を整える方法をYouTubeで学んだ。
そして自分自身でビデオを作成し、髪の毛を伸ばす過程の記録を始めた。
徐々に活動をTumblrやFacebook、Instagramと伸ばし、大学を卒業して大学院に入学するころには、あまりの忙しさにビデオを撮影して編集する時間がとれなくなった。
そこで、ビデオ編集よりも書くことが得意だったこともあり、ビデオ制作よりも早くできるブログを始めたという。
愛用していた製品のキャンペーンで効果がアップ
ブログを通して多くの企業と仕事をする機会に恵まれたIjeomaだが、その中でも水着販売企業「Target Swim」と行ったキャンペーンがお気に入りだ。
彼女はもともとTarget Swimの製品を愛用していたため、仕事がしやすかったという。
さらに、キャンペーンの中で体型に過度なコンプレックスを抱く気持ちを克服すると話し、同じコンプレックスに悩む多くの女性を励ましたのだ。
今後は購買力の高いマイノリティに注目
企業がインフルエンサーを選ぶときには、もっと多様性を意識して欲しいとIjeomaは語る。
マイノリティには想像しているよりも購買力があるのだ。
特に、アメリカでは黒人女性に注目して欲しいところだが、マーケターは見落としがちなのだとIjeomaは指摘した。
さらに彼女はキャンペーン中に自由にコンテンツを作成させてもらったときに、大きな成果を感じたと明かした。
コンテンツを自由に作成しているときは、心から製品について意見を書くことができ、より消費者を引き付けることができたという。
インフルエンサーが過去に取り組んだ仕事について耳を傾けてみると、思わぬヒントが隠れていることがある。
例えば、彼女はもともとファンだった水着会社から仕事のオファーをもらっている。
おそらく彼女がブログにその会社の製品について書き込み、それを見た担当者が仕事のオファーをしたのではないだろうか。
製品のファンであるインフルエンサーに仕事を依頼すると、商業的ではない心からのコンテンツが出来やすいためおすすめのテクニックだ。
インフルエンサーマーケティングを行おうと考えているマーケターは、インフルエンサーのインタビューを参考にインフルエンサーの選定やキャンペーンを進めると良いだろう。
参考:tapinfluence:Influencer Spotlight: Ijeoma Eboh on Real Influence for Real Communities https://www.tapinfluence.com/blog-influencer-spotlight-ijeoma-eboh-influence-real-communities/