「Stay Home」の状況下でブランドができる事とは?

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2020年4月現在、コロナウイルスの流行は未だに収束せず、あらゆるビジネスの売上が減少し、経済が縮小しています。ブランドはプロモーションのためのイベントをキャンセルし、マーケティング予算をカットしなければならない厳しい状況が続いています。インフルエンサーマーケティング業界も例外ではありません。

大々的なマーケティング施策を実施するのが難しい今、ブランドは何をするべきなのでしょうか。また、消費者の行動はどのように変化しているのでしょうか。今回は、消費者の行動の変化と、「Stay Home」の状況下でブランドができる事についてまとめました。

目次

  1. 消費者はオンライン上にいる
  2. インフルエンサーマーケティング業界で起きている変化
  3. オンライン上でブランドができる事とは?
  4. インフルエンサーマーケティングを展開するアイデア
  5. 今できることを少しずつでも続けることが大切
  6. まとめ


  7. 消費者はオンライン上にいる

    家で過ごす時間が普段よりも長くなると、必然的にスマートフォンやパソコンでインターネットにアクセスする時間が増えていきます。それに伴い、ブランドのソーシャルメディアアカウントはエンゲージメントが向上し、オンライン広告のインプレッション数の増加も報告されています。

    マーケティング会社である「Influence Central」が、2020年2月中旬から3月中旬までの期間について389人のインフルエンサーを対象に調査した結果、インスタグラム、ティックトックなどのソーシャルメディアアカウントや個人のブログでエンゲージメント率の向上が確認できたと言います。

    また、インフルエンサーマーケティングエージェンシーの「Obviously」は、インスタグラムのスポンサードコンテンツに対する「いいね!」の数が76%上昇していることを明らかにしました。

    消費者がオンライン上に集まっている現在、ブランドはソーシャルメディアを通じて次のような施策を打つことができます。

    ・新規顧客にリーチする
    ・既存顧客との関係を深める
    ・長期的なプロジェクトのためのコミュニティを形成する



    インフルエンサーマーケティング業界で起きている変化

    多くのブランドと同じように、インフルエンサーマーケティング業界も厳しい状況に直面しています。特に、旅行やイベントなど屋外で活動するインフルエンサーが大きなダメージを受けています。一方、多くの人々が家で過ごすことによって良い影響を受けているインフルエンサーも存在します。

    ・旅行インフルエンサーの収入が激減

    旅行ブロガーでインスタグラムに8万4,900人のフォロワーを持つOneika Raymondさんは、「旅行業界で働く多くの人々が苦しい状態だと思います。ブランドは新しい施策を打ち出すことに消極的で、それがインフルエンサーの収入減に繋がっています。」と話します。

    ・スポーツやフィットネスに関するコンテンツは需要が増加

    多くのスポーツイベントがキャンセルされたことによって、YouTubeやフェイスブックといったソーシャルメディア上でスポーツ関連コンテンツの需要が高まっています。また、自宅で行うことができるフィットネス動画も人気を集めており、フィットネスインフルエンサーが活躍しています。一部のインフルエンサーは、自らの専門分野の領域を超えて新しいコンテンツ作りにチャレンジしています。



    オンライン上でブランドができる事とは?

    多くの消費者がオンライン上に集まっているという現状を活かして、ブランドは何ができるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

    ・ウェブサイトのコンテンツを最適化する

    実店舗で買い物をする機会を失った消費者は、今後購入する可能性のある商品をGoogleなどの検索エンジンで探しています。そのため、ウェブサイトでの情報発信は続けるべきでしょう。

    また、現在の状況を反映してウェブサイトのコンテンツを最適化する必要があるかもしれません。食品や日用品など、今必要とされているものを推薦する、カテゴリの幅を広げてセールを実施するなど、消費者のニーズを捉えたコンテンツやマーケティング施策を考えてみましょう。

    ・ソーシャルメディア上で顧客との繋がりを保つ

    現在、消費者はかつてない程ソーシャルメディアを利用しています。多くの人々にとってソーシャルメディアは情報収集の場であり、大切な人と繋がる手段になっています。

    ソーシャルメディアでコンテンツを発信する際は、これまでのように売上にフォーカスするのではなく、既存顧客にブランドの名前を忘れないようにしてもらう事と、新しい顧客との繋がりを作ることを意識しましょう。

    ・インフルエンサーにコンテンツの作成を依頼する

    ブランドが自ら新たなコンテンツを作るのが難しい状況であれば、インフルエンサーにコンテンツを作ってもらう事も一つの方法です。インフルエンサーは「コンテンツクリエイター」とも呼ばれており、質の高いコンテンツを作るプロフェッショナルです。

    さらに、消費者にとって身近な存在であるインフルエンサーが作成するコンテンツにはポジティブな反応が多く寄せられます。現在、インフルエンサー自身も仕事が減っているため、インフルエンサーとのタイアップは、インフルエンサーとブランドの双方がWin-Winになるアイデアと言えます。



    インフルエンサーマーケティングを展開するアイデア

    インフルエンサーマーケティングはオンライン上で完結させることができるので、ソーシャルメディアの利用が活性化している今こそ取り入れたい施策の一つです。この章では、現状を踏まえてインフルエンサーマーケティングを展開するアイデアを紹介します。

    ・これまでとは違うインフルエンサーとタイアップする

    多くのインフルエンサーはコンテンツの戦略を変更し、料理や食べ物、家庭でのエクササイズなど、家にいながら作成できるコンテンツにチャレンジしています。これはブランドにとって、新しいインフルエンサーとのタイアップを試してみるチャンスとも言えます。気になるインフルエンサーが見つかったら、最新のコンテンツをチェックしてみましょう。

    ・新しいタイプのコンテンツを試してみる

    すでにタイアップしているインフルエンサーがいれば、新しいタイプのコンテンツを試してみることもできます。現状、多くのインフルエンサーがこれまでとは異なるジャンルやテイストのコンテンツを配信しているので、フォロワーも違和感なく受け入れてくれるはずです。 

    ・売上にフォーカスした戦略から離れる

    コロナウイルスの影響によって多くの家庭の収入が減っています。商品によっては、現状、売上を伸ばすための施策を打つことは最適ではないかもしれません。しかし、商品をダイレクトに宣伝しなくても、消費者にブランドの存在をアピールし、さらに深い関係性を構築することは可能です。事態が収束したら、これまで通り売上にフォーカスした戦略に戻ればいいのです。



    今できることを少しずつでも続けることが大切

    世間が自粛ムードになっている中、ブランドが広告宣伝を躊躇するのは当然のことです。ただ、商品やサービスを必要としている消費者は存在し、ブランドはビジネスを継続させなければなりません。インフルエンサーマーケティングであれば、少ない費用で小さく始めることもできます。これまで通りのマーケティング手法を展開することは難しいかもしれませんが、今できる事を少しずつでも続けていきましょう。


    まとめ

    今回は、消費者の行動の変化と、「Stay Home」の状況下でブランドができる事についてまとめました。

    世界中の人々が、一日も早い事態の収束を願っています。ブランドは、自分たちが提供している商品やサービスが人々が抱えている問題を解決できないか、もう一度考えてみましょう。そして、事態が収束するまで、オンラインを通じて消費者との繋がりを保ち続ける事が大切です。

    参考:https://www.influo.com/blog/influencer-marketing-in-the-age-of-corona/
    https://influencermarketinghub.com/marketing-tips-corona/
    https://www.businessinsider.com/how-coronavirus-is-changing-influencer-marketing-creator-industry-2020-3

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