無料ではじめる
LMND > お客さまの声 > L&Co.様

商品情報だけでなく“ものづくりのプロセス”も含めたブランドストーリーの発信へ。“個人”といかに新しいマーケットを作っていけるかが鍵となるいま、インフルエンサーはその橋渡しになる存在だと思いました

日本のジュエリーの実に3分の1を生産し、今年で創業83年となる業界屈指の老舗「L&Co.」。CAD、メッキ、仕上げまで一連の工程を一貫しておこなうことで、ハイクオリティ・ロープライスなジュエリーの生産を実現している同社のオリジナルブランドが「L&CO.」です。昨年9月に東京・日本橋にオープンした店舗ではジュエリーの製作体験が可能で、オープン当初から人気を呼んでいます。今回は、こちらの製作体験をキャンペーンとしてLMND(以下 レモネード)を活用いただきました。「あらゆるチャネルを使って全世代にリーチしていきたい」と語るご担当者様にお話を伺いました。

L&Co.
代表取締役社長
望月 直樹
L&Co.
企画デザイン部
小島 太輝
UUUM株式会社
執行役員
松山 奨
UUUM株式会社
バディ・プランニングユニット
太田 渓佑
UUUM株式会社
バディ・プランニングユニット
佐藤 真結

「社会は変化するものであり、変わらない企業は存続しない」 時代に柔軟に対応することをコンセプトに誕生した プライベートブランド「L&CO.」

UUUM株式会社 佐藤 真結(以下 佐藤) まずL&Co.さんの事業についてお聞かせください。
L&Co. 望月 直樹様(以下 望月) 弊社は1937年創業です。
もともとジュエリーのメーカーとしてスタートし、今年で創業83年です。
もとは卸ビジネスでしたが、3代目である私が15年前に事業を継いだときに、徐々に直販モデルをスタートしていきました。
主にM&Aで店舗数を拡大し、いまでは百貨店で40店舗。それにZOZOTOWNさんなどのネット通販やテレビ通販などもおこなっています。

L&Co. 望月 直樹様

望月
今回レモネードの施策を活用させていただいたL&CO.を立ち上げたのは2016年です。
伊勢丹さんと、今でいうインフルエンサーさんとのコラボレーションによって、メーカー・ブランドとしてスタートしました。
今回のレモネードさんとのタイアップは、弊社もデジタルシフトしていく中で、いまでいうDtoCを推進していくにあたり生まれたという経緯です。
佐藤
望月さんが3代目としてジョインされてから大きく会社の方針が変わっていったんですね。
望月
はい。もともとはOEMメインでブランドさんの商品を作っていまして、かつては10:0だったのですが、いまは半々ぐらいになっていますね。
佐藤
L&CO.のコンセプトをお聞かせください。
望月
「ものづくり」です。弊社はまさにこの「ものづくり」からスタートしていますので、「メーカー・ブランド」ということを打ち出していきたいと考えています。そもそも、弊社名「L&Co.」の「L」は「Lucky」の略なのですが「色がつかない」「1つのイメージにこだわらない」「これなんだろう?」というイメージが「Lucky」という単語には内包されています。
そこで、L&CO.には「世界観や色合い、テイストといった、“時代やトレンドによって変化していくもの”に常に対応できるブランドでありたい」というコンセプトもあります。
これはつまり、「いろいろなものを、いろいろな人とコラボレーションできる立ち位置でありたい」ということです。「コラボレーションするブランド」としてスタートしたのがL&CO.です。
佐藤
様々な方とコラボレーションすることで「何者にもなり得るブランドであり続ける」ということでしょうか。

UUUM株式会社 佐藤 真結(以下 佐藤)

望月
そうですね。弊社のポリシーの1つに「Change(変化)」というものがあります。
これは「社会は変化するものであり、変わらない企業は存在しない」という意味です。
L&CO.は常に時代の変化やトレンドに対応し続けることによって、理想を言えば何十年、何百年と続くブランドになることを目指しています。
佐藤
「昔から変わらない」ことを標榜する老舗もありますが、その逆ですね。
望月
そうですね。しかし、時代や変化に対応できるということは、あくまでそれを可能にする「ものづくり」の達人や名人、つまり「マイスター」がいるということです。
「ものづくり」からスタートしている会社である以上、そこはぶれることなく軸として置いています。

商品情報だけでなく、ものづくりのプロセスも開示することで メーカー・ブランドが誇るクラフトマンシップを発信したい

佐藤
そのコンセプトは、どういった形でお客様に発信されていますか。
望月
まずは「メーカーからスタートしたブランドである」ことをいちばん発信していきたいと思っています。
たとえば、メーカーだから、我々だからこそできることをきちんと発信して、他社と差別化することも1つですし、クラフトマンシップを表に出すこともそうです。
いままでそういう立ち位置でずっとイメージ発信をしてきました。
佐藤
それで店頭にも体験コーナーがあるんですね。
では、マーケティングの視点について小島さんにお聞きします。
いま望月さんからお伺いしたブランドコンセプトや、マイスターと呼ばれる職人さんがいらっしゃることを具体的にどのような形でお客様に発信されていらっしゃいますか。

体験コーナー。LMNDスタッフも利用させていただきました。

L&Co. 小島 太輝様(以下 小島) いままでは我々が表に出る、出ないというところだったんですけど、これからは「ジュエリーってどうやって作られているの?」というところをもっと発信したいですね。
商品企画デザイナーがいて、CADオペレーションがあって、職人がいて…という、「ものづくりのプロセス」があります。
そこをきちんと伝えながら商品を販売していかなければと思っています。

「機械で作られているんじゃないか」「すごく量産しているんじゃないか」というイメージが先行しがちですが、実際は裏で職人が魂を込めて1個1個手作りしているんですよ。

L&Co. 小島 太輝様

小島
でも、いままではそれをお客様にしっかり伝えきれていなかったんですね。
どうしても価格や地金、石にフォーカスしていました。
そこをもう少し「人」にフォーカスしてもらえるような商品開発、ブランド開発をしていきたいと思います。
もっと職人や工場、そして、ものづくりのプロセスをお伝えできればなと。
それから、先ほど店頭体験のお話がありましたが、そこでもいままでよりもっと詳細な情報を伝えていく必要があるのではないかと思います。
たとえば石や地金に関するお話をする際に「ダイヤがどこから採掘されるか」というところまで踏み込んでご説明するといった具合です。
佐藤
なるほど。では、時代とともに変化していく消費者に対しては、どのように訴求の仕方を変えていかれましたか?
小島
はい。ネットやメディアなどを通してもっといろいろな方にリーチしていきたいと考えています。
メディアに関していえば、やはりこれまではテレビや雑誌が中心でしたが、SNSも活用していきたいです。
店頭でも、たとえば講座やワークショップのようなイベントを開催するなどして、あらゆる方向から情報提供をしていくブランドになりえたらと考えています。
佐藤
体験も提供することで、よりブランドストーリーを理解していただきたいということでしょうか。
小島
はい。ものづくりの難しさを理解してもらうことも、今後は非常に大切かと思っています。

百貨店からネット通販、海外まで全世代全チャネルを網羅
今後は「toC」マーケティングを強化するべく幅広いインフルエンサーをアサインできるレモネードに期待

佐藤
ありがとうございます。確かに「自分ごと化」できるものや愛着のあるもののほうがユーザーも消費しやすいと思います。
それでは次に、今回SNS施策に取り組まれた経緯をお聞かせいただけますか?
望月
弊社が83年やっているなかで、他社と差別化できるのは全世代に対して商品を提供しているということです。
百貨店さんでも販売していますし、量販店さんとも取引していますし、Yahooさん、楽天さん、もっと言ってしまうとテレビショッピングさん、海外も含めてすべての流通と世代に対して販売チャネルを持っています。
とはいえ、これからの時代、フリマやSNSも含めて購入の活動がさらに変わっていくことは感じていますので、今後もすべての流通、すべての世代に対するアプローチを欠かさずやっていかないといけないと考えており、それが今回の取り組みのなかでのスタートだと思っています。
SNS施策はその1つという位置づけですね。
佐藤
いままでもこれからもチャネルを絞らずに、全世代にリーチできる施策をうち続けていくということですね。
幅広いリーチができる施策としていくつか選択肢がある中で、レモネードを選んでいただいた理由をお聞かせください。
望月
もともとこれからはCtoC 、つまり「個人がものを売る時代」、「個人がものを開発する時代」になるとすごく感じていたんです。
いっぽう、弊社では社内にデザイナーを抱えて社内でものを作っておりまして、月にだいたい100から200型、新作を作っているんですね。
そこで、ジュエリーを実際に身に着けている方の声をもっと聞きながら商品開発していきたいと思うようになったのが、今回の取り組みの根底にあります。

ショールームの壁一面にディスプレイされているジュエリー

望月
いっぽうで消費者の方には、どうしてもジュエリーは高いイメージがあったり、すごくお金がかかりそうだという心理的な壁もあります。
そこで、今回お仕事をご一緒させていただいたインフルエンサーの方々と、将来的には商品開発もご一緒できるような関係が構築できたらという期待もありました。
また、情報提供の裾野を広げることも非常に大きなテーマでした。
インフルエンサーの方々のお力を借りて、こういうものづくりのジュエリー会社があること、体験できる場所があることを伝えられるのは、いまいちばん魅力だったかなと思っています。
それから、御社と取り組めることの大きな魅力の1つに、まずインフルエンサーの方々に「こういうことに興味がありますか」とアナウンスしていただけることだと思っています。
私、スタート当初は友達だけでやっていたんです。知り合いから、知り合いの知り合いというふうに、口コミで広げてもらっていました(笑)。

望月
でもそれだと選択の幅が広すぎて、アサインや選定軸の確定に時間がかかってしまったり、果てしなく選択肢が生まれてしまいますよね。
レモネードさんの場合はまず登録しているインフルエンサーさんにキャンペーンの告知をしていただける。
そこに興味を持った方に賛同していただいて、その方々の中から次のステージに進めるというのは非常に魅力的かと思います。
さらに言えば、我々サイドから「この人だったらうちのキャンペーンに向いている」と最初に思っても、実際はあまりよくなかったりするんですよね。
意外にそうではないところに光があったりするように思います。
実際に今回レモネードさんとお取り組みをしてみたら、そういうのを感じるんですよね。
こちらが予想していないようなタイプの方が面白いものを考えてくれたり、ジュエリーに興味があったり、いろんなアドバイスをくれたり。
それもまた、今回の取り組みの面白いところかなと思います。
とはいえ、まだまだ掘り下げきれていませんので、そこは我々がいけないところだとは思っています。
ただ、今申し上げたようなことが具現化してくるとさらなるメリットがあるかと思います。
佐藤
ありがとうございます。では反対に、弊社を介してとはいえ知らない人…いわば信頼関係が直接的に担保されていない状態で、インフルエンサーをアサインすることに不安はありませんでしたか?
望月
正直に申し上げますと、最初は弊社のメンバーも各インフルエンサーさんの持つイメージや雰囲気を気にしている部分はありました。
でも、そういった先入観は抜きにして、やっぱり「ジュエリーが好き」、「ジュエリーに興味がある」といった方をどのようにマッチングするべきかという考えにシフトしていきました。
100人いれば100通りのテイストや雰囲気があると思いますし、意外性が欲しいという側面もありました。
むしろ、弊社の既存イメージとはまったく違う雰囲気をお持ちの方やエッジのきいた方々に教えてもらったほうがよかったかもしれないとさえ思います。悩んだところではありますけどね。
佐藤
結果的には非常に親和性の高いインフルエンサーさんにアサインしていただいて、結果もよかったので、弊社としても嬉しく思っております。

KPIは「インフルエンサーに認知されること」と 「横のつながり」が生まれること
リーチの裾野は明らかに広がったと実感

佐藤
今回の施策は「体験型」という建て付けが大変良かったと感じておりますがが、御社としてKPIについて目標にしていたものがありましたらお聞かせください。定量的なものでも定性的なものでも結構です。
望月
まずはインフルエンサーの方に対するアナウンスというか、「認知される」ことがKPIかなと。
「こういうブランドがあるよ」「こういうことをしているよ」というアナウンスがされることですね。その点はもうクリアできたかと思います。
次に我々がそれをどう使うか、ではあるんですけど、Twitterも含めて今回の投稿を他の人がシェアしてくれるといった「横のつながり」も目指していました。
その点でも、実は記事の問い合わせが来たり、取材の問い合わせが来たりしたんです。
しかも、すべて御社との今回のお取り組みの後だったんですよ。ファンクラブ通信とかも来たりして。
それが100%御社との取り組みによるものかどうかはわからないんですけど、明らかにリーチはしていると感じます。
体験系の雑誌やタウン誌なども含め、裾野はとても広がったなと思いました。最初の目的は達成できたかなと。
佐藤
ありがとうございます。そのように言っていただけたなら何よりです。
では、インフルエンサーの選定のときに気をつけたことや、会議のときに議論されたこと、選定において軸にされていたことがあれば教えてください。
小島
最初は手探り状態でした。なにしろ初めてのことでしたので、(営業の)佐藤さんが非常にレスポンスをよくしてくださったのでありがたかったです。
そして、ファッションやジュエリーの製作体験に興味を持っているのは基本的に女性というところもありますので、イメージに合うような画像だったり、文章を投稿しているインフルエンサーさんを探して、そこからピックアップしました。
今回は100人を超えるインフルエンサーさんからご応募いただき非常にありがたかったんですけど、正直なところ、全員の選定、チェックをすることはかなり難しかったですね。
そういう点でも御社のお力を借りられたのは大変助かりました。おかげで15名までピックアップすることができました。

小島
では、今回選定した15名はどういう基準で決めたのかというと、最初は全部同じテイストにしようかなと思ったんです。
とはいえ、先ほど望月が言ったように同じテイストになってしまうと、そこだけで終わってしまうという懸念もありました。
そこで、今回は…結果としてエンゲージメント率は悪くなってしまっていましたが、インテリアをされている方とか、普段の弊社のイメージとは異なる方も選ばせていただきました。
ちょっと挑戦的な意味合いも含めて反応を見たかったという目的があります。
あとは最低限の部分で文章の構成や言葉遣いなどはチェックさせていただきました。
佐藤
最低限のネガティブチェックはしつつ、あとはポジティブチェックでどんどん幅広いインフルエンサーをアサインしていこうという方針だったんですね。
たくさんの応募があると、選定するのも結構大変ですよね。
小島
そうですね。トップ画像を見るだけではわからないので遡って見たりして。
ただ、インフルエンサーさんは基本的にテイストや色調を統一されていたので、最初の20枚ぐらいを見ることで、おおよその判断ができました。

WEBのUIもシンプルでユーザビリティの高いシステム デジタルに強くない会社でも取り入れやすいところが魅力

佐藤
弊社のサポートに関して「選定時にこういうことをしてもらえたらよかった」と思われたことはありますか。
小島
いえ、先ほどと重複してしまいますが、不明点があっても佐藤さんにメールや電話をすればすぐ答えていただけたのでありがたかったです。
僕も初めてログインさせていただきましたが、WEBのUIもかなりシンプルに構成されていたので使いやすかったです。
望月
たしかに画面がかなり見やすかったです。
小島
こういうものって裏方のUIなので、もうちょっと形式ばったというか、角ばったようなものが多い印象なんですけれど。
ユーザーのことを理解しているというか、意識している作りになっていて、さすがUUUMさんだな、と。
望月
デジタルが得意じゃない人にもわかりやすかったです。
本当に細かいところでいいますと、タグにチェックを入れて集めるといったこともすごく簡単にできる。
一気に500人とかのURLだけを送られてきても困るじゃないですか。
そのあたりはさすがで、本当に見やすく、シンプルで共有しやすい。
これも本当にありがたかったですね。ユーザビリティの高いシステムだと思います。
佐藤&太田
ありがとうございます。
小島
本当に基本的なところなんですけど、アイコンが出ていたりとか、投稿のいちばんトップのものが出ていたりとか。
本当に、初心者というか、コンピューターにあまり詳しくない人間が多い弊社のような会社でも扱いやすいシンプルな構成でした。

レモネード活用後に来店客層が若返り Twitter上でのオーガニック投稿が出てきたほか 紙媒体からの取材依頼などメディアを超えた波及効果が

佐藤
実際のインフルエンサーの投稿を見て感じたことがございましたらお聞かせください。
小島
「体験」がメインのところなので、実際にインフルエンサーさんに足を運んで体験していただき、それを投稿してもらったということは、他の投稿よりも深いものになっているかなという印象は受けました。
いっぽうで、やはりエンゲージメント率の高いインフルエンサーさんの投稿に関しては同じような写真の構成が多くなってしまったのかなという印象はあります。
ただこれに関してはこちらの指定の問題もあったと思いますので、もう少し自由度を上げて「どんなところから撮ってもいいですよ」とお伝えすればよかったのかなと思っています。
実際お店での写真撮りが多くなってしまったので、ぜんぜん違う場所で撮っていただいてもいいですし、もっとピンポイントで工具だけを写すとか、そういうものでもよかったのかな、と。
ただ、これは私達が今回ご参加いただいたインフルエンサーさん全員の投稿を一気に見ているためで、一般ユーザーさんはインフルエンサーさんを単体で見られているので、あまり気にしすぎなくてもいいのかなとも考えています。
佐藤
なるほど。もう少し一人ひとりの内なるクリエイティブに期待したいということでしょうか。そのために、自由度を高めることが次の課題ということですかね。
小島
そうですね。
佐藤
では、先ほど望月さんからメディアからの問い合わせがあったとお話しいただいた件について、もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
インフルエンサー施策をしたからというわけではないかもしれませんが、定量的・定性的に反響があったというお話についてお聞かせください。
望月
弊社は2019年9月に、東京・日本橋にあるコレド室町テラスに「L&CO.」のショップをオープンしています。
ここではまさにさまざまな「体験コース」をご用意しておりまして、おかげさまでオープン当初から非常に多数のご予約をいただいていたのですが、1月までは50代、60代の方からのご予約がほとんどだったんです。
オーダーメイドもやっているのですが、それだけでなく、製作体験も、です。

望月
おそらく日本橋という立地とも関係していると思っていまして、若い世代や家族連れがいらっしゃらないんですよ。圧倒的に上の世代の方が中心でした。
それが、御社との施策を実施してから若い方が増えまして、それを受けてバングルなど、喜んでいただけるアイテムを拡充していったという経緯はあります。実数は言えませんが、体感的には20、30代の方からの予約は今年1月以降に増えていったと感じます。
すべてが御社のインフルエンサーさん経由かどうかはわかりかねますが、明らかに変化はあったと感じています。

その後、3月の予約がいちばん多くなりましたが、このたびの新型コロナウイルスの影響でキャンセルになってしまいました。
致し方ないことではありますが、2月から3月はバレンタインデーやホワイトデーなどプレゼント需要が高まる時期ですので、残念に思います。
小島
そういえば、インスタグラムではなくTwitter上なのですが、明らかに今回レモネードさんを活用したあとに、うちでの体験を写真に撮ってアップしてくれた方がいたんです。
お客さんが増えて、こういうことがあるんだなと新鮮で。
そこで逆にお伺いしたいんですが、こういうことってよくあるんですか?
佐藤
かなり多いです。とくに、実店舗や商品があるようなところですと、その傾向は高くなります。
まず、インフルエンサーの投稿には2種類ありまして、1つが「IGC」。
今回ご利用いただいたのはこちらで、「Influencer Ganerated Content」の略になります。
企業からの依頼によってインフルエンサーがコンテンツを作成、投稿することを意味します。

佐藤
もう1つは「UGC」。「User Ganerated Content」の略で、依頼とは関係なく、また、有名無名問わず、自由意志で投稿されるコンテンツのことです。

この2つの関係性の面白いところは、IGCを上げるとUGC、つまりユーザーの自然投稿数が比例して増加することなんです。これは偶然ではなく、他の百貨店さんの案件でも発生しています。インスタグラム内に限らず、小島さんが仰られたようにTwitterなど媒体横断で発生することもあります。弊社との施策がもしそこに寄与できたのであれば、非常に嬉しく思います。
望月
SNSはもちろん、メディアミックスも非常に広がってきているというのは本当に感じますね。

オリジナル限定商品の開発やECでの協業
全クリエイターの述べフォロワー数1億以上という レモネードのコンテンツ力から生まれるリサーチ力にも期待

佐藤
ありがとうございます。では、今後レモネードの活用について展望があればお聞かせいただけますか?
望月
今回は、とにかく昨年9月に店舗をオープンしたばかりということもあって、その情報拡散という点からもお取り組みをさせていただきました。
今後については、レモネードさんとコラボ企画的なことをやっていけたらいいなと思いますね。
レモネードさんとの限定オリジナル商品の開発ですとか、ECでの協業ですとか。
さまざまなチャレンジをした上で、どういう反応がくるのが見てみたいと思っています。
あとは、やはりレモネードさんはその大きなコンテンツ力でリサーチに長けていらっしゃると思いますので、コラボ企画の入り口として、そうしたリサーチも含めてやっていけたらと思います。
佐藤
レモネードのインフルエンサーとのコラボレーションについては弊社も発展途上の部分ですので、今後踏み込んでいきたい領域です。
今回アサインした15人のインフルエンサーにもヒアリングをかけさせていただいて、次に繋がる人がいれば、ぜひご提案させていただければと存じます。
望月
その中でまた新しい売り方であったりとか、モノであったりとか、コトができてくればいいかなと思います。
佐藤
ありがとうございます。あとはレモネードだけでなく、他のクリエイターを使ったコラボレーションも進んでいるかと存じます。
レモネードに限らず、弊社とお取り組みをしていただいている上で期待していることがあればお聞かせください。
小島
いまちょうどデザインを詰めているところなんですけど、クリエイターグッズ制作の件もあります。
また、弊社がYouTubeで発信をしたい際にお手伝いいただければ非常にありがたいと思います。
御社は非常に自由度が高くて、可能性が高いと感じています。
弊社のように83年という歴史を持ち技術力には確固たる自信はあるけれど、そこをいままでしっかり発信できていなかったメーカーにとっては、今後、情報発信を一緒にやっていけたら非常にありがたいなと思っているところです。

今後は「個人」への信頼にユーザーがついていく時代へ
「ものづくり」についてより広く発信していくと同時に 信頼される「ものづくり」をしていきたい

佐藤
弊社としてもぜひお力添えしたいところでございます。では最後に、御社として、またはブランドとして今後の展望についてお聞かせください。
望月
先程もお話したように、弊社はあらゆる世代に対してあらゆる流通を用いて、これまで販売をしてまいりました。
その販売チャネルが大きく転換しようとしている中でいうと、今回のお取り組みはその時流に乗るための最初のスタートだと思っています。
我々はいろいろな世代に向けて、「ジュエリー」というものづくりをしてきましたが、今後はいかに個人とメーカーが新しいマーケットを作っていけるかが問われています。
インフルエンサーもYouTuberもそうですけど、ここでうまくタイアップからエンゲージメントの高い消費者という形に昇華させていき、様々なお取り組み方法を生み出すことで、非常に大きなマーケットになっていけると思います。
反対に、ここでうまく消費者からの認知や信頼が得られないと、次のビジネス展開に追いついていけないだろう、と。

そのなかでものづくりの情報提供など、インフルエンサーとの関係値作りの中でのコミュニケーションや、信頼性などの構築をする上で、いろいろなことを徐々に整理していくことを踏まえてではありますが、何か新しいマーケットができればと思います。

望月
そして、その中で我々がどういった立ち位置にいられるかというのは非常に重要だと捉えています。
今回の施策をスタートとして、ブランドはもちろん会社として、今後御社とどういったお取り組みができるかというのは我々にとっての大きなチャンスです。
これを生かさないとピンチになるとも思っています。

我々もものづくりについて伝えていく役割があると思うし、それをオープンに出していければと思っているんです。
その上で、ユーザーさんにとって「欲しい」と思われる商品開発がどれぐらいできるのか。
きちんと評価されるようなものづくりをしないといけないぞ、という意識が一層高まります。

そういうところが、今後の大切なところかなと。ですからジュエリー製作の過程から販売方法に至るまで、ありとあらゆるものをオープンにしていければなと思います。その中で会社として取り組めることを、常に実行していければと思っております。
佐藤
ありがとうございます。
望月
新しい流通ができれば本当に新しい売り方になると思うんです。
「100人100ブランド」じゃありませんが、1人ひとりがブランドになっていくというか、個人にお客さんがついていっているところはすごくあると思いますし。
地方の百貨店などでは、店長にユーザーがついているんですよね。
その店長が信頼されていたり、店長が困ってるから買いに行こう、とか。
それはまさに「人」にユーザーがついている1つの例だと思います。
企業ブランドだけでなく、どんどんどんどん、個人にユーザーがついていく時代になっていると思うので、ものづくりもそうした信頼関係のなかで行われていくのではないでしょうか。
そこで我々も企業努力をしていかないといけないと感じています。
佐藤
ありがとうございます。我々としても勉強になりました。
望月
100人100ブランドをお願いします。
一同
ありがとうございました。

クライアント
L&Co.
住所 〒400-0864 山梨県甲府市湯田2-10-12
URL http://www.j-lucky.co.jp/
取材内容は2020年3月当時のものになります